サマータイムレンダの聖地巡礼スポット5選!モデルとなった友ヶ島を中心に紹介
『サマータイムレンダ』は『少年ジャンプ+』にて連載され、累計閲覧数が1億5,000万回を超えた大人気作品です。2022年にはアニメが放送され、その人気からヒロインの『小舟潮』は、和歌山市初となる和歌山市アニメ観光大使に任命されました。
サマータイムレンダは、ユニークな世界観や先の読めないストーリー展開、原作13巻を2クールで描き切るテンポの良さが魅力です。タイムリープ作品の中でも、スリルと臨場感を味わえるようになっています。
そんな、サマータイムレンダの主な舞台は、和歌山市にある友ヶ島です。友ヶ島は紀淡海峡に浮かぶ無人島であり、作中に登場したスポットが多くあります。一度足を運べば、サマータイムレンダの世界に入り込んだ気分になれるため非常におすすめです。
そこで本記事では、厳選したサマータイムレンダの聖地巡礼スポット5選を紹介します。聖地巡礼に興味のあるアニメファンの方は、ぜひ参考にしてください。
サマータイムレンダはどんな作品?
サマータイムレンダは、自分にそっくりな姿をした『影』と主人公たちの激闘の3日間を描いたSFサスペンス作品です。主人公の網代慎平は、幼馴染の小舟潮の訃報を聞いて2年ぶりに故郷の日都ヶ島に帰ってきました。
久しぶりの故郷を懐かしむ慎平でしたが、親友の菱形窓から事故だとされていた潮の死は他殺の可能性があるということを聞かされます。翌日には、潮が命に代えて救いだした小早川一家が突如として消えてしまう事件が発生。
不気味な事件が続く中、潮の妹・澪から潮が3日前に自分とそっくりな姿をした『影』を見たということを聞く慎平。潮の死の真相、影とは何なのか、紀淡海峡に浮かぶ離島で繰り広げられる、一度見出したら止まらないSFサスペンス作品です。
サマータイムレンダの聖地巡礼スポット
サマータイムレンダの舞台は、和歌山市にある友ヶ島や加太エリアです。友ヶ島は4つの島からなる無人島で、旧陸軍の軍事要塞として使われていました。
現在でも、当時の面影を残した廃墟があり、まるでアニメのような世界を楽しめます。作中には、友ヶ島を忠実に再現したスポットが多く登場しました。
ここからは、厳選したサマータイムレンダの聖地巡礼スポットを紹介していきます。今回紹介するのは以下の5つのスポットです。
慎平が日都ヶ島に帰る際に乗っていたフェリーのモデル
ひづると再会した場所のモデル
ひづるの弟・竜之介がハイネに殺されてしまった場所のモデル
小早川家が経営するコバマートのモデル
潮が慎平に残した自分の影と写った動画を撮影した場所のモデル
それでは、1つずつ見ていきましょう。
サマレンの聖地①友ヶ島汽船
・慎平が初めてひづるに出会ったシーン
1つ目のスポットは、友ヶ島汽船です。友ヶ島汽船は、慎平が日都ヶ島に帰る際に乗っていたフェリーのモデルとされています。
また、慎平が初めてひづるに出会った場所でもあります。友ヶ島汽船は2種類のフェリーが用意されており、作中のモデルになったのは『ともがしま号』です。
ともがしま号に乗れた際には、慎平がどの位置に座っていたのか探してみましょう。
サマレンの聖地②第3砲台跡
・根津に連れられてひづると再会したシーン
2つ目のスポットは、第3砲台跡です。作中では、慎平が24日の夏祭りを終えてタイムリープした後、根津に連れられてひづると再会したシーンで登場しています。
慎平がひづると再会することで物語が一気に進みます。再現度も非常に高くなっており、サマレンの聖地巡礼には欠かせないスポットです。
実際の第3砲台跡も、廃墟と自然が溶け合って独特な雰囲気を漂わせる友ヶ島の人気スポットのためぜひ訪れてみてください。
サマレンの聖地③第1砲台跡に向かう坂道
・ひづるの弟・竜之介がハイネに殺されてしまったシーン
3つ目のスポットは、第1砲台跡に向かう坂道です。作中では、ひづるの弟・竜之介がハイネに殺されてしまったシーンで登場しています。
ひづるの中に竜之介の人格と記憶が入り込んだ場所であり、潮の影が生まれた場所でもあるという物語における非常に重要なスポットです。再現度も高く、サマレンの世界観を感じられるスポットになっています。
サマレンの聖地④小嶋一商店
・しおりの影を捕獲するために慎平とひづる、根津がコバマートに突入したシーン
4つ目のスポットは、小嶋一商店です。小嶋一商店は、作中で登場した小早川家が経営するコバマートのモデルとされています。
作中に度々登場しているスポットのため、記憶に残っている方も多いことでしょう。中でも、しおりの影を捕獲するために、慎平とひづる、根津がコバマートに突入した際の予想外の展開が印象的です。
近くには、慎平が根津と初めて会った際に登場したY字路もあるため、一緒に訪れてみましょう。
サマレンの聖地⑤淡嶋神社近くの海岸
・潮が慎平に残した動画を見るシーン
5つ目のスポットは、淡嶋神社近くの海岸です。作中では、潮が慎平に残した自分の影との動画を撮影したシーンで登場しています。
潮が残した動画によって、潮の死の真相が明らかになります。他にも、淡嶋神社近くの海岸は、慎平が東京に行く前に潮と最後に会ったシーンでも登場しているスポットです。
作中同様に綺麗な景色が見られるため、加太エリアに行った際には寄ってみましょう。
まだまだある!現在も実在する『サマレンスポット』
サマータイムレンダの聖地巡礼スポットはまだまだあります。ここからはさらに、ファンなら訪れたいおすすめの以下の3つのスポットを紹介していきます。
それでは、1つずつみていきましょう。
サマレンスポット①友ヶ島の松
1つ目のスポットは、友ヶ島の松です。友ヶ島の松は島の沿岸部に自生しており、作中でひづるがぶら下がっていたクロマツのモデルとされています。
ひづるが自分の声を録音しながら、そこら中に影がいると言っていたシーンが衝撃的で印象に残っている方も多いでしょう。
作中では、ひづるは脳に血が集まって考えが冴えるからという理由でぶら下がっていましたが、危険なため真似しないようにしましょう。
サマレンスポット②キシモト商店
2つ目のスポットは、キシモト商店です。作中では、慎平が窓に初めて影の話をした帰り道、慎平と澪が雨宿りをしているシーンで登場しています。
また、雨宿りをしていた時に、慎平が澪から潮の形見のネックレスをもらった場所です。自動販売機や向かい側にある加太春日神社の壁まで忠実に再現されています。
澪と慎平の甘酸っぱい会話が繰り広げられたスポットを訪れてみましょう。
サマレンスポット③虎島
3つ目のスポットは、虎島です。作中では、慎平になりすましたハイネの策略によって誘い込まれたひづるがシデと闘うシーンで登場しています。
ひづるとシデの激闘は物語の終盤における重要なシーンであり、サマレンファンなら一度は訪れたいスポットです。また、作中と同様に、実際の虎島も潮が引いたときに陸続きとなり、ひづるが虎島へ向かうシーンを再現できます。
虎島へ渡る際には、友ヶ島の案内所にて通行許可証をもらう必要があるため注意しましょう。
サマータイムレンダの聖地巡礼はどのルートがおすすめ?
サマータイムレンダの聖地巡礼は、加太駅からスタートします。まずは、加太エリアにある聖地を回ってみましょう。加太駅からキシモト商店を経由して、小嶋一商店へ向かうのがおすすめです。
次に、淡嶋神社近くの海岸を訪れて、潮が動画を撮影した際に登場したスポットを探してみましょう。終わったら、フェリーに乗って友ヶ島に向かいます。
友ヶ島の野奈浦桟橋についたら、近くのひづるがぶら下がっていた松を目指しましょう。次に、第1砲台跡に向かう坂道へ向かい、第3砲台跡を目指すのがおすすめです。
最後に、第3砲台跡の逆方向にある虎島を訪れて聖地巡礼は終了になります。虎島方面へ行くには通行許可証をもらう必要があるため注意してください。
サマータイムレンダの登場人物
サマータイムレンダでは以下の4人の人物を中心に物語が展開していきます。
1人ずつ人物像をみていきましょう。
網代慎平(あじろしんぺい)
本作品の主人公。東京の調理師学校に通っており、幼馴染である潮の葬儀に参列するために2年ぶりに故郷の日都ヶ島へ戻ってきます。
幼い頃に両親を失ってからは小舟家で育ったこともあり、潮や澪とは家族同然の関係です。島のみんなが影に殺されてしまうことを防ぐために、タイムリープして影に立ち向かっていきます。
自分の状況を客観的に俯瞰しようとする癖がある人物です。CVは、花江夏樹さんが担当しています。
小舟潮(こふねうしお)
フランス人である父親譲りの綺麗な金髪が特徴的な本作品のヒロインです。海で溺れた小早川しおりを助けようとして命を落としてしまいます。
いつでも明るく、ポジティブな性格をしている人物です。本物の潮は命を落としてしまったものの、生前に自分の影と意気投合して潮の影が慎平達をサポートします。
CVは、永瀬アンナさんが担当です。
小舟澪(こふねみお)
日焼けした肌が特徴的な潮の妹。運動神経抜群で水泳部に所属しています。
姉が亡くなったにもかかわらず、2年ぶりに帰ってきた慎平に対して明るく振る舞うなど、健気で優しい性格の人物です。また、慎平に密かに想いを寄せています。
作中には澪の影も登場しており、潮の影の力で仲間となり慎平達をサポートします。CVは、白砂沙帆さんが担当です。
南方ひづる(みなかたひづる)
スーツにメガネ、長い黒髪が特徴的な長身の女性で、普段は南雲竜之介という作家として活動しています。ある日、携帯に残されていた謎の録音に誘われ、14年ぶりに日都ヶ島へ戻ってきます。
過去にハイネに弟を殺されたのをきっかけに、ひづるの中に弟・竜之介の記憶と人格が入り込んでいます。ひづるの人格は冷静沈着であり、竜之介の人格では影の力を駆使して人間離れした力をみせる人物です。
CVは、日笠陽子さんが担当しています。
まとめ
『サマータイムレンダ』は、一度見出したら止まらない魅力あふれる作品です。最後の結末も、慎平達の3日間の激闘を知っているからこその感慨深いものとなっています。
そんなサマータイムレンダの舞台となった友ヶ島は聖地巡礼だけでなく、純粋な観光スポットとしてもおすすめです。今回紹介した聖地巡礼におすすめのスポットは以下の5つになります。
- 友ヶ島汽船
- 第3砲台跡
- 第1砲台跡に向かう坂道
- 小嶋一商店
- 淡嶋神社近くの海岸
その他にも、友ヶ島の松やキシモト商店、虎島など様々なスポットがありますので足を運んでみてください。サマレンの世界観を聖地巡礼で体感してみましょう。