バケモノの子の聖地巡礼スポット5選!九太と熊徹が修行したあの場所まで
『バケモノの子』は2015年に公開された、細田守監督によるアニメーション映画作品です。人間界とバケモノ界を舞台にした物語は多くの人気を集め、日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞にまで選ばれました。
実際に、九太と熊徹の本当の親子を超えた絆の物語に心を打たれた方も多いのではないでしょうか。また、九太の強く成長していく姿や頑固だった熊徹が変わっていく姿など、多くの見どころがあるのもバケモノの子の魅力です。
そんなバケモノの子の舞台は東京の渋谷が中心となっています。渋谷には、バケモノの子の世界観を感じられるスポットが多くあります。渋谷以外にもバケモノの子のモデルとなった場所は実在するため、ファンの方は必見です。
そこで本記事では、厳選したバケモノの子の聖地巡礼スポット5選を紹介します。聖地巡礼に興味のあるアニメファンの方は、ぜひ参考にしてください。
バケモノの子はどんな作品?
バケモノの子は人間界とバケモノ界に生きる、ひとりぼっちの少年とバケモノの絆を描いた物語です。
ある日、母親の死を受け入れられなかった主人公の九太は渋谷でバケモノ・熊徹に出会います。行くところのなかった九太は、強さを求めてバケモノの世界へ行き、熊徹の弟子になることに。
最初はことあるごとにぶつかり合う2人でしたが、修行を重ねるごとに本当の親子のような関係になっていきます。九太が17歳になったある日、偶然にもバケモノ界・渋天街から人間界に戻った九太は女子高生の楓と出会います。
楓との出会いで新しい世界を知っていった九太は、自分のこれからの道を模索し始めていくことに。そんな中、人間界とバケモノ界の2つの世界を巻き込んだ大事件が勃発。
みんなを守るために自分にできることはなんなのか、九太と熊徹の絆と成長を描いた物語です。
バケモノの子の聖地巡礼スポット
バケモノの子の舞台は、渋谷が中心となっています。人間界とバケモノ界をつなぐ入り口が渋谷にあることから、渋谷には多くのバケモノの子を感じられるスポットがあります。
また、バケモノ界・渋天街のモデルとなった実際のスポットもあるため、バケモノの子ファンの方は必見です。ここからは、厳選したバケモノの子の聖地巡礼スポットを5つ紹介していきます。
行くあてのない九太が彷徨っていた際に登場
九太と一郎彦の戦闘シーンで登場
熊徹の家に向かう際に通る坂道で登場
物語のラストシーン。九太と一郎彦の戦闘シーンで登場
九太と熊徹の修行場所として登場
それでは、1つずつ見ていきましょう。
バケモノの子の聖地①渋谷スクランブル交差点
・クジラとなった一郎彦から逃走しているシーン
1つ目のスポットは、渋谷スクランブル交差点です。作中では、九太が家出して彷徨っているシーンやクジラとなった一郎彦から逃走している際に登場しています。
スクランブル交差点の真ん中にクジラの影が出現し、騒ぎになっているシーンが印象的です。また、スクランブル交差点はバケモノの子のキービジュアルとしても使用されています。
渋谷駅を出てすぐのところにあるため、ぜひ訪れてみましょう。
バケモノの子の聖地②渋谷センター街
・九太と一郎彦の戦闘シーン
2つ目のスポットは、渋谷センター街です。作中では、九太と一郎彦の戦闘シーンで登場しています。
また、近くには少年時代の九太がチコと出会った場所もあります。ファミリーマートスバル渋谷センター街店の向かいにある路地を入ったところです。
渋谷スクランブル交差点からも近いため、渋谷を訪れた際にはぜひ寄ってみてください。
バケモノの子の聖地③道玄坂
・熊徹が九太を追いかけているシーン
3つ目のスポットは、渋谷にある道玄坂です。作中では、熊徹の家に向かう際に通る坂道のモデルとなっています。
逃げる九太を熊徹が追いかけているシーンが印象的であり、毎回九太を見失う際に登場している坂道が道玄坂です。実際に足を運んでみると、バケモノの子の世界観を楽しめるため、ぜひ訪れてみてください。
バケモノの子の聖地④国立代々木競技場
・物語のラストで九太と一郎彦が戦闘しているシーン
4つ目のスポットは、国立代々木競技場です。作中では、物語のラストシーンで九太と一郎彦が戦闘している際に登場しています。
熊徹が九太の助けになるために、炎の太刀の付喪神として転生するシーンが印象的です。2人の本当の親子をも超える絆を感じられる、物語において非常に重要なシーンとなっています。
バケモノの子ファンの方なら絶対に訪れたい聖地です。
バケモノの子の聖地⑤片島魚雷発射試験場跡(長崎)
・熊徹と九太が修行をしているシーン
5つ目の聖地は、片島魚雷発射試験場跡です。作中では、熊徹と九太が修行していた場所のモデルとなっています。
少年だった九太が逞しい青年へと成長していくシーンで登場した場所です。再現度も高く、バケモノの子の世界観を感じられるスポットになっています。
場所が長崎であり、他の聖地とは距離が離れているため、長崎を訪れた際には寄ってみてください。
まだまだある!現在も実在する『バケモノの子スポット』
バケモノの子の聖地巡礼スポットはまだまだあります。ここからはさらに、ファンなら訪れたいおすすめの以下の3つのスポットを紹介していきます。
それでは1つずつ見ていきましょう。
バケモノの子スポット①渋谷駅南口・高架下
1つ目のスポットは、渋谷駅南口・高架下です。作中では、九太と熊徹が初めて出会った際に登場しています。
再現度も高くなっており、かつては作中と同様にたくさんの自転車が停められていました。最近は駅周辺の整備が進み、作中と同じ風景は見られなくなっています。
しかし、バケモノの子の雰囲気は感じられるため、渋谷を訪れた際には他の聖地と合わせて行ってみましょう。
バケモノの子スポット②渋谷図書館
2つ目のスポットは、渋谷図書館です。作中では、17歳になって偶然人間界に戻れた九太が、女子高生の楓と出会った際に登場しています。
素行の悪い生徒に絡まれていた楓を九太が助けるシーンが印象的です。残念ながら渋谷図書館はすでに閉館していますが、建物を見ることはできます。
また、近くには九太と楓が一緒に勉強していたシーンで登場する、渋谷氷川神社もあるためぜひ一緒に訪れてみてください。
バケモノの子スポット③幡ヶ谷・六号通り商店街
3つ目のスポットは、幡ヶ谷・六号通り商店街です。作中では、九太が父親に再会したシーンで登場しています。
九太が行方不明になった後も、必死に探していたという父親のエピソードに心が温まった方も多いのではないでしょうか。幡ヶ谷・六号通り商店街には、飲食店や歴史ある和菓子屋さんなど、色々なお店があるためぜひ訪れてみましょう。
バケモノの子の聖地巡礼はどのルートがおすすめ?
バケモノの子の聖地巡礼は渋谷駅からスタートします。まずは、スクランブル交差点やセンター街を訪れてみましょう。
九太が通った道やチコと出会った場所、一郎彦との戦闘シーンで登場した場所を訪れてみてください。センター街を後にしたら、熊徹の家に向かう際に通る坂道のモデルとなった道玄坂に向かってみましょう。
道玄坂の後は、南口の高架下を通って渋谷図書館へ向かうのがおすすめです。図書館内にはもう入れませんが、雰囲気を楽しむことはできます。また、近くに渋谷氷川神社があるため訪れてみてください。
次に訪れるのは、国立代々木競技場です。物語のラストシーンで登場した場所のため、ファン必見の聖地になります。最後は幡ヶ谷・六号通り商店街を訪れてみましょう。
幡ヶ谷・六号通り商店街は他の聖地と少し距離があるため、電車を使っていくのがおすすめです。また、片島魚雷発射試験場跡は長崎に行った際にぜひ訪れてみてください。
長崎県に聖地がある作品は以下で紹介しています。あわせてご覧ください。
バケモノの子の登場人物
バケモノの子では、以下の3人の登場人物を中心に物語が展開していきます。
1人ずつ人物像を見ていきましょう。
九太(きゅうた)
本作品の主人公。9歳の時に母親を亡くし、行くあてもなく渋谷を彷徨っていたところ熊徹に出会い、渋天街へ行くことを決意。
修行と冒険の日々を重ねて強く、逞しく成長していきます。17歳になったある日、楓と出会い勉強に興味を持つようになります。渋天街のバケモノ達も一目置くほどの実力の持ち主です。
CVは、少年期を宮崎あおいさん。青年期を染谷将太さんが担当しています。
熊徹(くまてつ)
九太の師匠。渋天街で1.2を争うほどの実力の持ち主です。
次の宗師候補の1人であるものの、乱暴でガサツな性格をしているため、周りからあまり好かれてはいませんでした。しかし、九太との出会いをきっかけに熊徹も成長していき、多くの弟子を持つようになります。
CVは、役所広司さんが担当です。
楓(かえで)
渋谷にある進学校に通う女子高生。九太と図書館で出会い、助けてもらったことをきっかけに一緒に勉強するようになります。
何もわからない九太に勉強を教えたり、何かと気にかける心優しい人物です。九太にとって人間界での師匠のような存在になります。CVは広瀬すずさんが担当です。
まとめ
『バケモノの子』は映画が公開された後も多くの人気を集める作品です。渋谷へ足を運べば、バケモノの子の世界観を実際に感じられるため、ぜひ訪れてみましょう。
今回紹介した聖地巡礼におすすめのスポットは以下の5つです。
- 渋谷スクランブル交差点
- 渋谷センター街
- 道玄坂
- 国立代々木競技場
- 片島魚雷発射試験場跡
他にも、渋谷駅南口・高架下や渋谷図書館、幡ヶ谷・六号通り商店街など、様々なスポットがありますのでぜひ足を運んでみてください。バケモノの子の聖地巡礼で、九太と熊徹の絆の物語を体感してみましょう。