竜とそばかすの姫の聖地巡礼スポット5選!舞台となった高知県を中心に紹介
『竜とそばかすの姫』は2021年に公開された、細田守監督による長編アニメーション映画です。細田守監督ならではの、インターネット上の仮想世界を描いた独創的な物語は多くの反響を呼びました。
竜とそばかすの姫の魅力は、主人公が作中で披露する綺麗な歌声や、幻想的な仮想世界の美しい描写です。特に、物語におけるラストシーンの歌と描写の美しさに感動した方も多いのではないでしょうか。
そんな、竜とそばかすの姫の舞台は高知県です。中でも、高知県高岡郡越知町は主人公・すずの暮らす街のモデルとなっています。
越知町は美しい自然のある魅力的な街です。聖地巡礼だけでなく、純粋な観光としても楽しめるでしょう。
そこで本記事では、厳選した竜とそばかすの姫の聖地巡礼スポットを紹介します。聖地巡礼に興味のあるアニメファンの方は、ぜひ参考にしてください。
竜とそばかすの姫はどんな作品?
竜とそばかすの姫は、全世界で50億人以上のユーザーがいるインターネット上の仮想世界『U(ユー)』を舞台に展開していく物語です。主人公は、母親の死がきっかけで歌うことができなくなってしまった女子高生・すず。
曲を作ることだけが生きる糧となっていたすずは、親友に誘われて仮想世界『U』に参加することに。『U』では、『As(アズ)』と呼ばれる自分の分身を作って全く別の人生を送れるため、すずは『ベル』として活動していきます。
ベルになったすずは自然と歌うことができ、『U』では知らない人がいない程の有名人になります。そんな中、ベルは『竜』と呼ばれる謎の存在に出会います。
『U』の秩序を乱す者として追われる竜。しかし、ベルはそんな竜が抱える大きな傷の秘密を知り、救いたいと思うように。
現実世界と仮想世界、2つの世界で繰り広げられる、すずの心の葛藤と成長を描いた物語です。
竜とそばかすの姫の聖地巡礼スポット
竜とそばかすの姫は、高知県が舞台となっています。主に物語で登場するのは、高知県高岡郡越知町です。
越知町は美しい自然が広がる魅力的な街であり、作中にも度々登場しています。再現度も非常に高く、足を運んでみれば竜とそばかすの姫の世界観を楽しめます。
ここからは、厳選した竜とそばかすの姫の聖地巡礼スポットを5つ紹介していきます。
すずの登下校で通る橋のモデル
すずが登下校時に利用する駅
すずと親友のヒロちゃんの拠点となった学校のモデル
すずの登下校で通る道として登場
すずの母親との回想シーンで登場
それでは、1つずつ見ていきましょう。
竜とそばかすの姫の聖地①浅尾沈下橋
・すずの登下校のシーン
1つ目のスポットは、浅尾沈下橋です。作中では、すずの通学路にある橋のモデルとして度々登場しています。
すずが歌おうとして気分が悪くなってしまったシーンが印象的です。近くには、作中にも登場した鎌井田簡易郵便局があり、浅尾沈下橋のイラスト入り風景印が押せます。徒歩5分ほどで行けるため、ぜひ訪れてみましょう。
また、浅尾沈下橋の下を流れる川は仁淀川と呼ばれ、全国一級河川の水質ランキングで全国1位を獲るほど綺麗な川です。純粋な観光としても楽しめるスポットになります。
竜とそばかすの姫の聖地②伊野駅
・カミシンとルカちゃんのやりとりがあったシーン
2つ目のスポットは、伊野駅です。作中では、すずの登下校の際に使用する駅として登場しています。
すずの学校の人気者であるルカちゃんとカヌー部のカミシンのやり取りがあったスポットです。2人の初心なやり取りに笑ってしまった人も少なくないでしょう。
伊野駅の近くには、鈴がベルであることを幼馴染のしのぶくんに気づかれた場所もあるため、ぜひ探してみてください。
竜とそばかすの姫の聖地③能津小学校
・物語のラストですずがありのままの姿で歌うシーン
3つ目のスポットは、能津小学校です。作中では、女声合唱隊の練習場所やすずと親友のヒロちゃんの拠点として登場しています。
親友のヒロちゃんが何台ものモニターを使用して、インターネットを使いこなしているのが印象的です。物語では廃校として登場していますが、実際は現役の小学校のため聖地巡礼する際はマナーを守るようにしましょう。
竜とそばかすの姫の聖地④鏡川
・すずとしのぶくん・カミシンが話しているシーン
4つ目のスポットは、鏡川です。作中では、すずの登下校の際に通る道として登場しており、度々登場します。
また、カミシンがカヌーの練習をしている川でもあります。すずがしのぶくんに話しかけられたり、カミシンの天然ボケが披露されたスポットです。
高知では坂本龍馬が泳いだ川として有名であり、再現度も高いためぜひ訪れてみましょう。
竜とそばかすの姫の聖地⑤安居渓谷
・すずのお母さんとの思い出の回想シーン
5つ目のスポットは、安居渓谷です。作中では、すずのお母さんとの思い出の回想シーンで登場します。
安居渓谷は、『仁淀ブルー』と呼ばれる仁淀川の美しい青色の清流を身近に楽しめるスポットです。カヌーなどのリバーアクティビティもあり、観光スポットとして楽しめます。
作中同様に、非常に綺麗な景色となっているため、高知を訪れた際には外せないスポットです。
まだまだある!現在も実在する『竜そばスポット』
竜とそばかすの姫の聖地巡礼スポットはまだまだあります。ここからはさらに、ファンなら訪れたいおすすめの聖地巡礼スポットを3つ紹介します。
1つずつ見ていきましょう。
竜そばスポット①高知駅
1つ目のスポットは、高知駅です。作中では、すずが竜の正体を知って会いに行く際に登場しています。
すずの高知から東京まで迷わずに向かう行動力や竜の正体が意外だったこともあり、印象に残っている人も少なくないでしょう。登場するのは一瞬ですが、非常に高い再現度になっています。
作中と同じ角度で記念写真を撮ってみましょう。
竜そばスポット②ふれあいの里 柳野
2つ目のスポットは、ふれあいの里 柳野です。作中では、すずと親友のヒロちゃんが昼食を食べているシーンで登場しています。
こちらも再現度が高くなっているためファンの方なら必見です。聖地巡礼の際には、一休みする場所として利用してみましょう。
竜そばスポット③横倉山自然の森博物館
3つ目のスポットは、横倉山自然の森博物館です。こちらは作中に登場したスポットではありませんが、竜とそばかすの姫の展示スペースがある場所になります。
竜のモニュメントや浅尾沈下橋をはじめとする仁淀川エリアがパネルで紹介されています。他にも、竜とそばかすの姫の世界観を感じられる展示物があるため、浅尾沈下橋を訪れる際にはぜひ寄ってみてください。
竜とそばかすの姫の聖地巡礼はどのルートがおすすめ?
竜とそばかすの姫の聖地巡礼は高知駅からスタートします。まずは、作中に登場したアングルから写真撮影をしてみましょう。近くには鏡川もあるため寄ってみてください。
次に伊野駅へ向かいます。伊野駅の改札付近はもちろんのこと、駅周辺も回ってみましょう。伊野駅を後にしたら、能津小学校・横倉山自然の森博物館・浅尾沈下橋・ふれあいの里 柳野・安居渓谷の順に回るのがおすすめです。
しかし、聖地1つずつがかなり離れており、1日で回るのは非常に難しいため注意してください。事前にどのエリアを回るのかプランを立てて、日にちを分けて聖地巡礼するのがおすすめです。
竜とそばかすの姫の登場人物
竜とそばかすの姫では、以下の2人の登場人物を中心に物語が展開していきます。
1人ずつ人物像を見ていきましょう。
すず/ベル
本作品の主人公で、自然豊かな田舎町で生まれ育った内気な性格の女子高生。歌うことが大好きだったが、幼い頃に母親を亡くしたのをきっかけに人前で歌えなくなってしまいます。
親友のヒロちゃんの誘いで『U』の世界へ参加することに。『U』の世界では、美貌の歌姫『ベル』として瞬く間に人気者となります。CVは、京都出身のミュージシャンである中村佳穂さんが担当です。
竜
『U』の世界で大勢から忌み嫌われている、竜の姿をした謎の存在。国籍年齢性別など一切の情報が明かされていない人物です。
ベルの大規模ライブの際に出会ったのをきっかけに、ベルとの距離を縮めていきます。竜の正体は14歳の少年であり、父親の虐待から弟を守る心の優しい人物です。CVは、佐藤健さんが担当しています。
まとめ
『竜とそばかすの姫』は、独創的な世界観やベルの綺麗な歌声など、多くの魅力がある作品です。作中に登場した風景も美しく、聖地巡礼をすれば竜とそばかすの姫の世界観を実際に体感できます。
今回紹介した聖地巡礼におすすめのスポットは以下の5つです。
- 浅尾沈下橋
- 伊野駅
- 能津小学校
- 鏡川
- 安居渓谷
その他にも、高知駅やふれあいの里 柳野、横倉山自然の森博物館など、様々なスポットがありますのでぜひ足を運んでみてください。作中と変わらない美しい景色が広がる高知県の魅力を聖地巡礼で体感してみましょう。