ぼくらの7日間戦争の聖地巡礼スポット4選!北海道夕張市や赤平市を中心に紹介
『ぼくらの7日間戦争』は、2019年に公開された長編アニメーション映画です。ベストセラーとなった原作小説に加え、実写映画化もされている大人気の作品です。
原作小説&実写映画から約30年後の世界が舞台となっており、令和に生きる『ぼくら』の怒涛の7日間が描かれています。『自分らしく生きる』ことをテーマとした本作品にどこか懐かしさを感じた方も少なくないでしょう。
7日間という短い期間の中で、少年少女の心の葛藤や成長していく姿がうまく表現されています。そんな、ぼくらの7日間戦争の舞台は、北海道の夕張市や赤平市です。
夕張市や赤平市には、主人公・守たちが立てこもった廃工場や、守が綾に逃げようと話した駅のモデルとなった場所があります。足を運んでみれば、作中の世界観を感じられるでしょう。
そこで本記事では、厳選したぼくらの7日間戦争の聖地巡礼スポット4選を紹介します。聖地巡礼に興味のあるアニメファンの方は、ぜひ参考にしてください。
ぼくらの7日間戦争はどんな作品?
ぼくらの7日間戦争は、『ぼくらの七日間戦争』として実写化された宗田理先生のベストセラー小説を新たにアニメーション映画にしたものです。原作から約30年の歳月が流れた2020年の北海道を舞台に、新たな『ぼくら』の7日間戦争が描かれています。
主人公は歴史が大好きで気弱な高校生・鈴原守。守は幼馴染の千代野綾に片思いをしていましたが、ある日、綾が東京に引っ越すことを知ります。
好きな人が遠くに行ってしまうことに落ち込んでいた守。しかし、誕生日を地元で迎えたいという綾の本音を知った守は、綾の誕生日までの7日間を大人たちから逃れながら過ごそうと提案します。
そして、友人たちを誘い、古い石炭工場を秘密基地に7日間大人から隠れるだけのバースデー・キャンプをすることに。しかし、そこで不法滞在者のタイ人の子どもと出会ったことから、守たちは思いがけない事態へと巻き込まれていきます。
守たち6人とタイ人の子ども・マレットの大人たちとの7日間戦争を描いた作品です。
ぼくらの7日間戦争の聖地巡礼スポット
ぼくらの7日間戦争の舞台は、北海道の夕張市と赤平市です。作中には、夕張市と赤平市の街並みや施設が登場しており、再現度も非常に高くなっています。
ここからは、厳選したぼくらの7日間戦争の聖地巡礼スポットを紹介します。今回紹介するのは以下の4つのスポットです。
守たちが立てこもった廃工場のモデル
守たちの通っていた高校のモデル
守が綾に7日間大人から逃げようと提案した里美駅のモデル
守たちが立てこもっていた廃工場からエレベーターで降りた際に登場した場所のモデル
それでは1つずつみていきましょう。
ぼくらの7日間戦争の聖地①住友赤平炭鉱立坑櫓
・7日間のバースデーキャンプをするシーン
1つ目のスポットは、住友赤平炭鉱立坑櫓です。住友赤平炭鉱立坑櫓は、7日間のバースデーキャンプで守たちが立てこもった廃工場のモデルになります。
ぼくらの7日間戦争において最も登場するスポットであり、聖地巡礼には欠かせないスポットです。建物の外観はもちろんのこと、中まで忠実に再現されています。
実際に見学もできるため、ぼくらの7日間戦争ファンなら一度は訪れたい聖地といえます。
ぼくらの7日間戦争の聖地②北海道夕張高等学校
・守たちが学校生活を送るシーン
2つ目のスポットは、北海道夕張高等学校です。北海道夕張高等学校は守たちの通っていた高校のモデルになります。
高校生活のシーンは作中の冒頭部分しかないため、細かく描かれてはいませんが、高校の外観や内観を参考に学校のシーンが描かれています。夕張市を訪れた際には、足を運んでみるといいでしょう。
しかし、学校になるため聖地巡礼の際には、マナーに注意してください。
ぼくらの7日間戦争の聖地③旧南清水沢駅
・守が綾に大人から逃げようと誘ったシーン
3つ目のスポットは、旧南清水沢駅です。旧南清水沢駅は、守が綾に7日間大人から逃げようと提案した里美駅のモデルとなっています。
作中では、再現度高く描かれており、ぼくらの7日間戦争の世界観を感じられるおすすめのスポットです。現在は廃駅となった駅舎の中で、蕎麦の専門店『そば天国夕張店』が営業しています。
ぼくらの7日間戦争の聖地④石炭博物館の模擬坑道
・守たちが山咲建設の職員とエレベーター付近で争ったシーン
4つ目のスポットは、石炭博物館の模擬坑道です。石炭博物館の模擬坑道は、守たちが立てこもっていた廃工場からエレベーターで降りた際に登場した場所のモデルになります。
坑道の独特な雰囲気が、作中の世界観を感じさせるスポットです。残念ながら、模擬坑道は見学できません。しかし、様々な鉱山機械や器具などの展示を見ることができます。
ぼくらの7日間戦争の聖地巡礼はどのルートがおすすめ?
ぼくらの7日間戦争の聖地巡礼は、住友赤平炭鉱立坑櫓から訪れるのがおすすめです。住友赤平炭鉱立坑櫓の炭鉱遺産ガイド付見学が午前中と午後の2回しかないため、先に訪れるのが良いでしょう。
炭鉱遺産ガイド付見学の詳しい概要については、赤平市の公式サイトをご覧ください。作中に登場した廃工場の見学が終わったら、夕張市に向かいましょう。
北海道夕張高等学校を訪れた後、里美駅のモデルとなった旧南清水沢駅を訪れるのがおすすめです。旧南清水沢駅の駅舎にある、そば天国夕張店でランチをするのもいいでしょう。
最後に、石炭博物館を訪れて聖地巡礼は終了です。
ぼくらの7日間戦争の登場人物
ぼくらの7日間戦争は、以下の7人の登場人物を中心に物語が展開していきます。
1人ずつ人物像をみていきましょう。
鈴原守(すずはらまもる)
本作品の主人公で高校2年生。おとなしく、学校ではいつも一人で本を読んでいる目立たない存在です。同じ趣味を持つ仲間が集うチャットが唯一の拠り所。
歴史が大好きで、戦術に詳しく、歴史から得た知識を使って大人たちを退ける作戦を考えていました。隣の家に住む幼馴染の千代野綾に密かに想いを寄せています。
CVは、北村匠海さんが担当しています。
千代野綾(ちよのあや)
守のクラスメイトで幼馴染。育ちの良いお嬢様で、文化祭のミスコンで優勝するほどの整った容姿をしている人物です。
誕生日を迎える1週間前に、地方議員の父親の都合で東京への引越しが決まってしまうことに。しかし、17歳の誕生日は育った街で迎えたいと思い、守と共に7日間の逃走計画を実行します。
CVは、芳根京子さんが担当しています。
山咲香織(やまさきかおり)
守のクラスメイトであり、綾の親友。陸上部に所属しており、曲がったことが嫌いな体育会系の少女です。
綾のことをいつも気にかけており、7日間のバースデーキャンプに参加します。守が綾に好意を抱いていることにも気づき、守のことを少し敵対視している一面も。
いざという時に頼りになる行動力のある人物です。CVは、潘めぐみさんが担当しています。
緒形壮馬(おがたそうま)
守のクラスメイト。ノリが軽く、クラスでは中心的な存在です。バースデーキャンプにも面白そうだからという理由で参加しています。
明るく、誰とでも打ち解ける性格をしていますが、過去にはいじめを受けていたことも。7日間のバースデーキャンプに参加した男子の中で1番運動神経がいいため、大人たちを退ける際にも活躍しています。
CVは、鈴木達央さんが担当しています。
本庄博人(ほんじょうひろと)
守のクラスメイト。弁護士になることを目指しており、成績優秀な人物です。
幼馴染の紗希に無理やり連れてこられたため、7日間のバースデーキャンプにはあまり乗り気ではありませんでした。しかし、マレットと出会ったことで起こった騒動に巻き込まれていきます。
CVは、大塚剛央さんが担当しています。
阿久津紗希(あくつさき)
守のクラスメイト。物事を深く考えず、ノリだけで生きているような少女です。純粋に綾の誕生日を祝うために、7日間のバースデーキャンプに参加します。
誰とでもすぐに打ち解ける性格をしており、守にも積極的に接するような人物です。CVは、道井悠さんが担当しています。
マレット
守たちより先に廃工場に潜んでいた、11歳のタイ人の少女。不法滞在の摘発から逃げる際にはぐれてしまった家族を探しています。
気が強く、短髪で少年のような外見をしていることから、守からは男の子だと勘違いされていました。守たちに入国管理局の職員から逃げていた際に助けてもらったことをきっかけに行動を共にするようになります。
CVは、小市眞琴さんが担当しています。
まとめ
『ぼくらの7日間戦争』は、『自分らしく生きる』ことの素晴らしさを感じさせてくれる作品です。また、作中には約30年前に公開された実写映画と話がつながっている部分もあり、制作側のこだわりも感じられます。
今回紹介した聖地巡礼におすすめのスポットは以下の4つです。
- 住友赤平炭鉱立坑櫓
- 北海道夕張高等学校
- 旧南清水沢駅
- 石炭博物館の模擬坑道
ぼくらの7日間戦争の舞台となった、北海道夕張市と赤平市の魅力を聖地巡礼で味わってみましょう。