時をかける少女の聖地巡礼スポット7選!真琴がタイムリープした踏切まで
『時をかける少女』は2006年の公開から、10年以上たった今も多くの人々に愛される名作アニメーションです。過去に戻れるタイムリープ能力を身につけたヒロインの淡い恋の行方を描いた物語は、多くの人の心を揺さぶり、感動を与えました。
今でこそ人気の『時をかける少女』ですが、映画の公開当初は全国でおよそ21館しか上映されていませんでした。しかし、作品の高い完成度が話題となり、一大ブームを巻き起こすほどの作品になっています。
そんな『時をかける少女』の舞台は東京です。東京には、物語が展開していく上で重要となったスポットが数多くあります。
そこで本記事では、時をかける少女の聖地巡礼スポット7選を紹介します。聖地巡礼に興味のあるアニメファンの方は、ぜひ参考にしてみてください。
時をかける少女はどんな作品?
時をかける少女は、筒井康隆先生の小説を原作とした細田守監督による青春SFアニメ作品です。主人公は天真爛漫な性格の女子高生・紺野真琴。
高校2年生の紺野真琴は、親友の津田功介と間宮千昭と共にありふれた高校生活を謳歌していました。そんなある日、真琴は日直の仕事で理科室を訪れた際に転倒し、落ちていた胡桃のような物体を肘で割ってしまいます。
特に何事もないように思えた放課後の帰り道、真琴は自転車のブレーキが壊れ、電車に轢かれてしまうという事態に。死を覚悟した真琴でしたが、気がつくと時間が巻き戻っていました。
自身がタイムリープできることを知った真琴は、自分の都合の良いように能力を使い始めます。しかし、能力を使って本来あるべき過去を変えてしまったことによって、親友の死という付けが回ってくることに。
真琴がタイムリープできるようになった理由はなんなのか、真琴は親友の死を回避できるのか、ハラハラドキドキの作品です。
時をかける少女の聖地巡礼スポット
『時をかける少女』は東京のさまざまなエリアが舞台となっています。再現度の高いスポットが多く、訪れることで時をかける少女の世界観を充分に味わえます。
ここからは、時をかける少女の聖地巡礼スポットを7つ紹介していきます。
魔女おばさんが働いている博物館のモデル
真琴、千昭、功介がよく野球をしていた場所
3人の帰り道で通る分かれ道
真琴がタイムリープの練習をしていた場所
真琴が電車に轢かれた踏切のある場所のモデル
真琴の実家のモデル
真琴たちの通う学校のモデル
それでは、1つずつ見ていきましょう。
時かけの聖地①東京国立博物館
・真琴が魔女おばさんに会いにきたシーン
1つ目のスポットは、東京国立博物館です。作中では、魔女おばさんのいる博物館のモデルとなっています。
また、千昭がわざわざタイムリープしてまで見たかった作品が展示してある場所です。非常に再現度が高く、外観だけでなく内観までもほぼそのまま使われています。
時をかける少女の世界観を感じられるスポットのため、ファンなら必見の聖地です。
時かけの聖地②哲学堂公園 運動施設 野球場
・真琴・千昭・功介が野球をしているシーン
2つ目のスポットは、哲学堂公園 運動施設 野球場です。作中では、真琴と千昭・功介が野球をしていた場所のモデルとなっています。
3人の青春時代を感じられる場所であり、時をかける少女の大切なシーンに使用される重要なスポットです。グラウンド近くにある水道などの再現度も高いため、ぜひ訪れてみてください。
時かけの聖地③面影橋の分かれ道
・3人の帰り道のシーン
3つ目のスポットは、面影橋の分かれ道です。作中では、真琴と千昭・功介が帰り道に通った分かれ道のモデルとして使われています。
千昭が真琴に告白し、真琴が告白の事実をなかったことにするために何度もタイムリープしたシーンが印象的です。この分かれ道の近くには、真琴がタイムリープした坂道もあるため、一緒に訪れてみましょう。
時かけの聖地④荒川河川敷
・真琴がタイムリープの練習をしているシーン
4つ目のスポットは、荒川河川敷です。作中では、真琴がタイムリープの練習をしているシーンで登場しています。
また、物語のラストで千昭と真琴がお互いの気持ちを確かめ合うシーンでも登場しているスポットです。物語において非常に重要なシーンのため、印象に残っている人も多いのではないでしょうか。ファンなら一度は訪れたい聖地です。
時かけの聖地⑤中井駅
・真琴が初めてのタイムリープを経験したシーン
5つ目のスポットは、中井駅です。中井駅は、真琴が自転車のブレーキの故障によって電車に轢かれてしまった際に登場した踏切のモデルとなっています。
モデルとなってはいるものの、長い坂道がなかったり、踏切周辺の風景が一致しなかったりと再現度はそこまで高くはありません。しかし、倉野瀬商友会の看板と時計の再現度は高くなっています。
真琴が初めてのタイムリープをした場所のため、ぜひ訪れてみましょう。
時かけの聖地⑥林芙美子記念館
・真琴の実家のモデル
6つ目のスポットは、林芙美子記念館です。林芙美子記念館は、真琴の自宅のモデルとして使われています。
作中では、渡り廊下や居間の景色が描かれています。中井駅から徒歩数分のところにあるため、踏切や倉野瀬商友会の看板をみた後に一緒に訪れてみるのもいいのではないでしょうか。
時かけの聖地⑦東京女子大学
・真琴たちが通う学校のモデル
7つ目のスポットは、東京女子大学です。作中では、真琴たちが通う高校のモデルとして登場しています。
庭の様子や校舎などの再現度は高くなっています。正門はそこまで再現度が高いわけではありませんが、作中の雰囲気を感じることはできます。
大学の敷地内に勝手に入ることは禁じられているため、マナーを守って聖地巡礼しましょう。
時をかける少女の聖地巡礼はどのルートがおすすめ?
時をかける少女の聖地巡礼は、東京国立博物館からスタートします。再現度が非常に高くなっているため、作中に登場した場所を見学してみましょう。
東京国立博物館の後は、面影橋へ向かうのがおすすめです。面影橋から北に徒歩5分ほど進むと有名なY字の分かれ道が見えてきます。分かれ道を左に進むと作中に登場した坂道があるため、一緒に訪れてみましょう。
面影橋の後は中井駅に向かい、踏切や林芙美子記念館を訪れてみてください。また、林芙美子記念館の近くには、哲学堂公園の野球場があります。こちらは再現度が高くなっており、3人の青春を感じられるスポットのためおすすめです。
野球場を後にしたら、東京女子大学、荒川河川敷の順に訪れてみましょう。東京女子大学から荒川河川敷までは離れているため注意してください。最後は、真琴と千昭の別れのシーンで登場した荒川河川敷で聖地巡礼を終わらせるのもいいのではないでしょうか。
時をかける少女の登場人物
時をかける少女では、以下の3人の登場人物を中心に物語が展開していきます。
1人ずつ人物像を見ていきましょう。
紺野真琴(こんのまこと)
本作品の主人公兼ヒロインです。ショートヘアで天真爛漫な性格の高校2年生。
自分の気持ちに素直であり、タイムリープができるようになってからは自分のために能力を使います。恋愛には鈍感で、千昭に好意を抱いていることに気づいていませんでした。
タイムリープによる様々な出来事をきっかけに自分の気持ちに気づくことになります。CVは、仲里依紗さんが担当です。
間宮千昭(まみやちあき)
高校2年の春に転校してきた真琴のクラスメイト。実は未来から来た人物で、美術館に飾られた絵を見るために現代にやってきていました。
数学が得意ではあるものの、簡単な漢字が読めないという一面があります。真琴に想いを寄せており、自身が未来人であることを知られたために元の時代に帰ります。
CVは、石田卓也さんが担当です。
津田功介(つだこうすけ)
真琴のクラスメイト。医学部志望で頭が良く、スポーツも万能な心優しい好青年です。
真琴とは中学時代から親交があり、千昭と真琴との3人の関係を大切にしています。家が病院で医者を目指しており、将来のことを考えない真琴に対して苦言を呈しています。
CVは、板倉光隆さんが担当です。
まとめ
『時をかける少女』は、青春SFアニメ作品として親しまれており、真琴と千昭の切ない恋模様が描かれています。公開から10年以上経っても人気は衰えず、何度見ても楽しめる作品です。
今回紹介した聖地巡礼におすすめのスポットは以下の7つです。
- 東京国立博物館
- 哲学堂公園 運動施設 野球場
- 面影橋の分かれ道
- 荒川河川敷
- 中井駅
- 林芙美子記念館
- 東京女子大学
再現度の高いスポットが多く、時をかける少女の世界観を楽しめるため、ぜひ足を運んでみてください。聖地巡礼で真琴たちの青春の1ページを現実で体感してみましょう。