色づく世界の明日からの聖地巡礼スポット10選!舞台となった長崎県を中心に紹介
『色づく世界の明日から』は、2018年に放送された、P.A.WORKSが手掛けるオリジナルテレビアニメ作品です。色を失った少女の「ささやかな魔法」をめぐる青春ファンタジーに心動かされた方も少なくないでしょう。
『色づく世界の明日から』は、P.A.WORKSが手掛けているだけあって、作画のクオリティが高いことが魅力のひとつです。タイトルにもあるように色の描写が美しく、つい見入ってしまう作品となっています。
そんな色づく世界の明日からの舞台は、長崎県長崎市です。長崎市には、魔法写真美術部のメンバーが通っていた高校や、瞳美と唯翔が出会った公園のモデルとなった場所が実在しています。実際に足を運んでみれば、作中の美しい世界観を体感できるでしょう。
そこで本記事では、厳選した色づく世界の明日からの聖地巡礼スポット10選を紹介します。聖地巡礼に興味のあるアニメファンの方は、ぜひ参考にしてください。
色づく世界の明日からはどんな作品?
色づく世界の明日からは、日常の中に小さな魔法が残る不思議な世界で繰り広げられる、7人の少年少女の青春を描いた作品です。主人公は幼い頃に色覚を失ってしまった、感情の乏しい一人の少女・月白瞳美(つきしろひとみ)。
瞳美はある日、自分の将来を心配した祖母の琥珀に魔法の力で60年前の世界に送られることになります。突然知らない世界に飛ばされ戸惑う瞳美でしたが、魔法写真美術部のメンバーと出会うことで、少しづつ変化が起きていくことに。
自分が60年前の世界に送られた理由、色覚を失った理由を知るために奔走する瞳美と魔法写真美術部のメンバーの姿を描いた物語です。
色づく世界の明日からの聖地巡礼スポット10選
色づく世界の明日からは、長崎県長崎市が主な舞台です。作中には、長崎市にあるスポットが数多く登場しており、たくさんの聖地巡礼スポットがあります。
瞳美たちの過ごした青春の1ページを現実世界で感じられるため、色づく世界の明日から好きの方は必見です。ここからは、厳選した色づく世界の明日からの聖地巡礼スポットを紹介していきます。
今回紹介するのは以下の10個のスポットです。
瞳美や琥珀の暮らす家である「まほう屋」のモデル
瞳美たちが通う高校のモデル
瞳美と唯翔が初めて会話をした公園のモデル
ティザービジュアルの背景に描かれているスポット
瞳美とあさぎがスイーツを食べていたスポット
瞳美と琥珀の登下校時の際に登場しているスポット
まほう屋の最寄り駅のモデル
撮影会で魔法写真美術部のメンバーが訪れたスポット
懇親会で買い出しに行った瞳美と唯翔が寄り道した場所のモデル
文化祭の前日の夜に唯翔と瞳美が2人で話していた公園のモデル
それでは1つずつみていきましょう。
色づく世界の明日から聖地①森の魔女カフェ
・魔法写真美術部の懇親会が開催されたシーン
1つ目のスポットは、森の魔女カフェです。森の魔女カフェは、瞳美や琥珀の暮らす家である「まほう屋」のモデルになります。
お店の外観を見てすぐに、何のモデルかわかった方がほとんどでしょう。作中にはお店の外観がそのまま描かれており、内装の雰囲気もうまく再現されています。
物語における重要なスポットであり、ファンの中でも有名な聖地です。しかし、残念ながら2024年4月30日に森の魔女カフェは閉店しています。
現在は1日1組限定の貸切リゾートヴィラとして生まれ変わっています。
色づく世界の明日から聖地②長崎県立長崎南高等学校
・文化祭や夜の学校で撮影会を行うシーン
2つ目のスポットは、長崎県立長崎南高等学校です。長崎県立長崎南高等学校は、瞳美たちが通う高校のモデルになります。
魔法写真美術部の青春を感じられる場所であり、文化祭や夜の学校で撮影会を行うシーンなどが印象的です。学校の正門や周辺の風景が細かく描かれており、作中の雰囲気を感じられます。
学校のため、聖地巡礼の際にはマナーに注意しましょう。
色づく世界の明日から聖地③出雲近隣公園
・瞳美と唯翔が初めて会話をしたシーン
3つ目のスポットは、出雲近隣公園です。出雲近隣公園は、瞳美と唯翔が初めて会話をした公園のモデルになります。
瞳美が作中で初めて色が見えたシーンで登場したスポットのため、印象に残っている方も多いでしょう。また、出雲近隣公園は、最終話で琥珀が瞳美を未来に戻すために時間魔法を使った場所でもあります。
作中に登場した広場や東屋も実際にあるため、ぜひ訪れてみましょう。
色づく世界の明日から聖地④祈念坂
・あさぎ達が瞳美をまほう屋に案内したシーン
4つ目のスポットは、祈念坂です。祈念坂は、ティザービジュアルの背景に描かれているスポットです。
また、瞳美が60年前の世界に来て困っていた際にあさぎ達がまほう屋に案内したシーンやOPにも登場しています。色づく世界の明日から以外のドラマや映画にも多く使われている有名なスポットのため、長崎を訪れた際にはぜひ訪れたいスポットです。
色づく世界の明日から聖地⑤水辺の森公園
・瞳美と将が撮影スポット巡りに訪れたシーン
5つ目のスポットは、水辺の森公園です。水辺の森公園は、胡桃が勉強していたシーンや、瞳美と将が撮影スポット巡りに訪れたシーンで登場した公園のモデルになります。
他にも、将が瞳美に告白したことがきっかけで気まずくなっていた瞳美とあさぎが仲直りをして、スイーツを食べていたスポットです。胡桃や瞳美、あさぎが座っていた石のベンチが実在しているため、実際に座ってみましょう。
また、公園内には帰国した琥珀と瞳美が初めて出会うシーンで登場した橋もあります。
色づく世界の明日から聖地⑥グラバースカイロード
・瞳美と琥珀の登下校のシーン
6つ目のスポットは、グラバースカイロードです。グラバースカイロードは、瞳美と琥珀の登下校時の際に登場しているスポットになります。
螺旋状をした特徴的な展望台が印象に残っている方も少なくないでしょう。瞳美と琥珀の通学路ということもあり、作中では度々登場しています。
また、作中同様に実際のグラバースカイロードからの景色は美しく、おすすめのスポットです。
色づく世界の明日から聖地⑦石橋駅
・将が瞳美に告白するシーン
7つ目のスポットは、石橋駅です。石橋駅は、まほう屋の最寄り駅のモデルになります。
作中では度々登場しているスポットであり、中でも将が瞳美に告白したシーンが印象的です。長崎市のシンボルのひとつでもある路面電車に乗ってみれば、色づく世界の明日からの世界観を楽しめます。
色づく世界の明日から聖地⑧グラバー園
・魔法写真美術部のみんなで仮装をして写真撮影をしていたシーン
8つ目のスポットは、グラバー園です。グラバー園は、撮影会で魔法写真美術部のメンバーが訪れたスポットになります。
みんなで仮装をして写真撮影をしていたスポットであり、記憶に残っている方も多いでしょう。レトロ写真館では、作中と同様に衣装を借りて撮影会ができるためおすすめです。
また、園内にある自由亭喫茶室は、唯翔と千草のバイト先のモデルになります。こちらもぜひ訪れてみましょう。
色づく世界の明日から聖地⑨鍋冠山展望台
・瞳美が初めて作った星砂を唯翔に渡したシーン
9つ目のスポットは、鍋冠山展望台です。鍋冠山展望台は、魔法写真美術部の認可が下りて懇親会を開いた際、買い出しに行った瞳美と唯翔が寄り道した場所のモデルになります。
瞳美が初めて作った星砂を唯翔に渡したシーンが印象的です。また、鍋冠山展望台はOPにも登場しています。
瞳美たちの学校や通学路など、物語に描かれた舞台を一望できるスポットです。
色づく世界の明日から聖地⑩大浦展望公園
・文化祭の前日の夜に唯翔と瞳美が2人で話していたシーン
10つ目のスポットは、大浦展望公園です。大浦展望公園は、文化祭の前日の夜に唯翔と瞳美が2人でベンチに座って話していた公園のモデルになります。
2人の距離が縮まっていることがわかるシーンであり、物語においても重要なスポットです。また、将やあさぎ、胡桃が、60年前の世界に来て困っていた瞳美をまほう屋に案内する途中に、夕焼け空を撮っていた場所でもあります。
まだまだある!現在も実在する『色づくスポット』
色づく世界の明日からの聖地巡礼スポットはまだまだあります。ここからはさらに、ファンなら訪れたいおすすめの以下の3つのスポットを紹介していきます。
それでは、1つずつみていきましょう。
色づくスポット①おらんだ橋
1つ目のスポットは、おらんだ橋です。おらんだ橋は、瞳美がグラバー園でケンカしてしまった唯翔と仲直りをした帰り道、路面電車に乗っている際に登場しているスポットです。
物語の中盤で瞳美が一時的に色が見えるようになったシーンであり、記憶に残っている方も少なくないでしょう。また、近くにはOPで琥珀が横切る線路のモデルとなった場所もあります。あわせて訪れてみましょう。
色づくスポット②東山公園
2つ目のスポットは、東山公園です。東山公園は、瞳美が60年前の世界で唯翔の家から脱出し、たどり着いた公園のモデルになります。
非常に再現度高く描かれており、瞳美が座っていたベンチも実際にあります。また、春には作中同様に桜を見ることができ、瞳美が60年前の世界に来てすぐのシーンを再現できるためおすすめです。
色づくスポット③東山手甲十三番館
3つ目のスポットは、東山手甲十三番館です。東山手甲十三番館は、あさぎの実家が営む風野写真館のモデルになります。
将のバイト先でもあり、瞳美がカメラを借りるシーンなどで度々登場しているスポットです。東山手甲十三番館にはカフェが併設されており、屋内を見学できるようになっています。
色づく世界の明日からの聖地巡礼はどのルートがおすすめ?
色づく世界の明日からの聖地巡礼は、石橋駅から訪れるのがおすすめです。石橋駅の近くには、グラバー園や祈念坂、大浦展望公園など聖地が集中しているため、まわりやすくなっています。
ひと通りまわったら、鍋冠山展望台や出雲近隣公園に足を運んでみましょう。景色を楽しみながら、瞳美と唯翔の出会った東屋を探してみてください。
その後は、長崎県立長崎南高等学校や長崎水辺の森公園を訪れてみましょう。森の魔女カフェは距離が離れているため注意してください。
色づく世界の明日からの登場人物
色づく世界の明日からは、以下の7人の登場人物を中心に物語が展開していきます。
1人ずつ人物像をみていきましょう。
月白瞳美(つきしろひとみ)
本作品の主人公の高校2年生。幼い頃のとある出来事がきっかけで色が見えなくなり、いつしか他人に心を閉ざすように。
そんな瞳美を心配した祖母・琥珀の時間魔法によって、60年前の世界に送られることになります。初めは自分に自信がなく、気の弱い性格をしていましたが、魔法写真美術部のメンバーと出会うことで明るい性格になっていきます。
CVは、SAOのティーぜやマギのアラジンの声を担当している石原夏織さんです。
月白琥珀(つきしろこはく)
瞳美の祖母であり、瞳美を2018年へ送り出した大魔法使い。魔法で人々を幸せにしたい、というまっすぐな情熱の持ち主です。
イギリスに魔法留学していましたが、孫の瞳美が未来からやってきたと知って急遽帰国します。帰国後は魔法写真美術部として活動し、瞳美を無事に未来に返すために、魔法の腕を磨いていきます。
CVは、防振りのメイプルや魔女の旅々のイレイナの声を担当している本渡楓さんです。
葵唯翔(あおいゆいと)
魔法写真美術部の部員の高校3年生。小学生の頃に表彰されたことがきっかけで、絵を描くようになります。
瞳美に色が見える絵を唯一描くことのできる物語における重要な人物です。普段はクールで、優しい性格をしています。また、恋愛には奥手な一面も。
CVは、青オケの青野一や、よう実の綾小路の声を担当している千葉翔也さんです。
山吹将(やまぶきしょう)
高校3年生で魔法写真美術部の部長。唯翔とは小学生の頃からの友人であり、面倒見が良く、未来からやってきた瞳美に対して何かと世話を焼く人物です。
写真が大好きで、あさぎの実家の写真館でバイトをしています。いつも冷静で優しく、一見完璧に見えますが、唯翔と同じく恋愛には鈍感という一面も。
CVは、バディファイトの加持カネサダやトライナイツの宝立友未の声を担当している前田誠二さんです。
川合胡桃(かわいくるみ)
魔法写真美術部の部員の高校3年生。部では経理を担当し、少ない部費を切り盛りしています。
明るく好奇心旺盛な性格をしており、後輩にも頼られているムードメーカー的存在の人物です。パティシエをしている姉を尊敬し、やりたいことのない自分に悩んでいます。
CVは、俺ガイルの由比ヶ浜やニセコイの千棘の声を担当している東山奈央さんです。
風野あさぎ(かざのあさぎ)
魔法写真美術部の部員の高校2年生。瞳美のクラスメイトでもあり、自分と似たところがあると感じて仲良くなっていきます。
大人しく控えめな性格をしており、自分のペットのうさぎや、生き物の写真を撮るのが好きな心優しい人物です。部長の将とは幼なじみで、密かに恋心を寄せています。
CVは、葬送のフリーレンのフェルンや、Dr.STONEのゆずりはの声を担当している市ノ瀬加那さんです。
深澤千草(ふかざわちぐさ)
魔法写真美術部の部員の高校1年生。唯翔のバイト先の後輩でもあり、高校入学前から部に出入りするように。
お調子者で物怖じしない、甘え上手な人物であり、中性的で整った顔立ちから女子人気も高いです。唯一の1年生新入部員であるものの、新入部員扱いされないのが不満。
CVは、ハイキューの日向やDr.STONEの銀狼の声を担当している村瀬歩さんです。
まとめ
色づく世界の明日からは、長崎県の街並みや色の美しさを改めて感じられる作品です。作中に登場したスポットがほとんどそのまま実在しているためおすすめです。
今回紹介した聖地巡礼におすすめのスポットは以下の10つです。
- 出雲近隣公園
- 祈念坂
- 水辺の森公園
- グラバースカイロード
- 石橋駅
- グラバー園
- 鍋冠山展望台
- 大浦展望公園
他にも、おらんだ橋や東山公園、東山手甲十三番館など、さまざまなスポットがありますので足を運んでみてください。色づく世界の明日からの世界観を現実世界で体感してみましょう。