あの花の聖地巡礼スポット5選!舞台となった埼玉県秩父市を中心に紹介
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』は2011年にアニメが放送開始されてから多くの人気を集め、漫画化や実写化までされている作品です。アニメ放送の10年後には、10周年記念のBlu-rayBOXが発売され、作中に登場するキャラクターの10年後を描いた姿が話題になりました。
10年以上経った今でもなお、多くの人気を集めている名作といえます。そんな『あの花』の舞台となっているのは埼玉県秩父市です。
西武秩父駅に足を運べば『あの花』の聖地巡礼マップをもらうことができ、作中に登場した場所を現実で楽しめます。
本記事では、あの花の舞台である埼玉県秩父市を中心に、聖地巡礼の魅力や厳選したおすすめのスポット5選を紹介します。聖地巡礼に興味のあるアニメファンの方は、ぜひ参考にしてみてください。
あの花はどんな作品?
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』は、2011年にノイタミナにて放送されたオリジナルアニメーション作品です。ノイタミナで放送されていたというだけでおもしろいこと間違いなしといえます。
あの花は、子供時代の事故をきっかけに心を閉ざし離れてしまった仲良し6人組『超平和バスターズ』の心の葛藤を描いた作品です。夏のある日、主人公である宿海仁太(じんたん)の前に事故で死んでしまった本間芽衣子(めんま)が現れます。
しかし、めんまは自分が現れた理由を覚えていませんでした。めんまの現れた理由を知るため、無事に成仏させるために、かつての超平和バスターズが再び集まります。
彼らの止まっていた時間は、めんまが現れたことで少しずつ動き始めていくことに。心を閉ざし離れてしまった5人と変わらないめんまという少女の心の葛藤を描いた物語です。
あの花の聖地巡礼スポット
『あの花』の聖地となっている『埼玉県秩父市』は、豊かな自然に恵まれ、観光スポットも多くある魅力的な街です。あの花の作中で描かれた場所も多くあり、作品の世界観を体験することができます。
ここからは、厳選したあの花の聖地巡礼スポットを5つ紹介していきます。
超平和バスターズがめんまの願い事を叶えるために駅に集合したシーンで登場。
アニメのメインビジュアルにも起用された場所。
超平和バスターズのみんながかくれんぼをしていたお寺のモデル
OPでぽっぽが秩父の街並みを眺めていた場所のモデル
めんまの願い事を叶えるために花火を打ち上げたシーンで登場。
それでは、1つずつ見ていきましょう。
あの花聖地①西武秩父駅
・超平和バスターズがめんまの願い事を叶えるために駅に集合したシーン
1つ目は、西武秩父駅です。じんたん達が周辺に住んでいることから、作中では度々登場します。超平和バスターズがめんまの願い事を叶えるために、駅に集合しているシーンなどが印象的です。
2017年に改装された影響で駅の外観が少し変わってはいますが、十分あの花を感じることができます。駅の近くにある『秩父観光情報館』では、あの花の聖地巡礼マップがもらえるためぜひ訪れてみましょう。
駅周辺を歩くだけでも作中に出てきたスポットをみつけられるためおすすめです。
あの花聖地②旧秩父橋
・アニメのメインビジュアルに起用されていた場所
2つ目のスポットは、旧秩父橋です。あの花といえばここを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
アニメのメインビジュアルとして使われている場所であり、作中でも何度も登場しているあの花の有名スポットです。10周年記念の公式ホームページのイラストも旧秩父橋が背景になっています。
また、旧秩父橋横の階段を下ると、あの花の劇場版のポスターに起用された場所があります。劇場版でめんまとじんたんがノケモンをやっていた場所なので、一緒に訪れてみましょう。
あの花聖地③定林寺
・超平和バスターズのみんながかくれんぼをしていたシーン
3つ目のスポットは、定林寺です。作中では、超平和バスターズのみんながかくれんぼをしていた場所として使われています。
また、高校生になった超平和バスターズのみんながめんまに対する想いを暴露した場所でもあり、物語における重要なスポットです。ゆきあつとつるこが話していたベンチも実際にあるためぜひ訪れてみましょう。
定林寺の近くには、けやき公園があります。じんたんが腰掛けていたベンチが実際にあるため、一緒に訪れてみてください。
あの花聖地④羊山公園
・アニメOPでぽっぽが秩父の街並みを眺めていたシーン
4つ目のポイントは、羊山公園です。この場所はオープニングでぽっぽが腰掛けていた柵があるスポットになります。
ファンなら知っている有名な聖地であり、実際にぽっぽのマネをして写真を撮る人が多い場所です。羊山公園から眺める秩父の街並みはとても美しいため、ファンなら一度はいって欲しいおすすめの聖地になります。
あの花聖地⑤龍勢櫓(りゅうせいやぐら)
・超平和バスターズがめんまのお願いを叶えるために花火を打ち上げたシーン
5つ目のスポットは、龍勢櫓です。秩父市吉田にある椋神社の龍勢櫓は、超平和バスターズが花火を打ち上げた場所のモデルになっています。
めんまのお願いを叶えるために、バラバラになっていた超平和バスターズが再び集結した作中でも重要なスポットです。実際の椋神社でも『龍勢祭り』というお祭りでロケット花火が打ち上げられるため、お祭りに合わせて聖地巡礼してみるのもいいでしょう。
まだまだある!現在も実在する『あの花スポット』
埼玉県秩父市にはあの花の聖地巡礼スポットがまだまだあります。ここからはさらに、ファンなら知っているおすすめの以下の3つのスポットを紹介していきます。
1つずつみていきましょう。
まだあるあの花聖地①秩父第一中学校
1つ目のスポットは、秩父第一中学校です。秩父第一中学校は、じんたんとあなるが通う『秩父市立緑ヶ丘高等学校』のモデルとなっています。
非常に再現度が高く、アニメそのままの外観です。じんたんが登下校で歩いていた道もあるため、ぜひ訪れてみましょう。
当然学校ということもあり、校内に無断で入ることは禁止されています。写真を撮る際も生徒が写り込まないように細心の注意を払って聖地巡礼をしましょう。
まだあるあの花聖地②秩父まつり会館裏路地脇
2つ目のスポットは、秩父まつり会館裏路地脇です。作中では、ゆきあつがランニングしているシーンやじんたんとめんまが歩いていた場所として使われています。
こちらも再現度が高く、線路の反対側に見えるシンシアの看板もアニメそのままです。近くには秩父神社もあり、じんたんとゆきあつが会話したシーンを現実で味わえるため一緒に訪れてみましょう。
まだあるあの花聖地③秘密基地
3つ目のスポットは、秘密基地です。超平和バスターズの秘密基地のモデルとなった場所であり、あの花を語る上で欠かせない重要なスポットになります。
秘密基地のモデルとなった場所に関しては諸説ありますが、最も有力とされているのが尾田蒔中学校から裏山に入った場所にある小屋です。小屋のシルエットはもちろん、道中の景色まで似ているということからファンの中では聖地とされています。
超平和バスターズの始まりの場所であり、物語でも重要な場所になるためぜひ訪れてみてください。
あの花の聖地巡礼はどのルートがおすすめ?
あの花の聖地巡礼は西武秩父駅からスタートします。まずは、羊山公園に向かいこれから訪れる秩父の街並みを眺めてみましょう。ぽっぽの座っていた柵で写真撮影をすることもおすすめです。
次に、秩父まつり会館裏路地脇を通って定林寺に向かってみましょう。途中に秩父神社もあるため、訪れてみるのもいいかもしれません。
その後は、じんたんやあなるが通う高校のモデルとなった秩父第一中学校に向かってから、旧秩父橋を訪れてみましょう。旧秩父橋では、ポスターに起用されている場所での写真撮影を忘れないようにしてください。
次は超平和バスターズの秘密基地です。道中の景色を楽しみながら、超平和バスターズみんなの秘密基地を楽しみましょう。
最後は、椋神社にある龍勢櫓です。しかし、秘密基地からかなり距離があるので注意しましょう。あの花の聖地は秩父に固まっているため、泊まりで時間にゆとりを持って訪れるのがおすすめです。
あの花の登場人物
あの花では、超平和バスターズの6人を中心に物語が展開していきます。
1人ずつ人物像を見ていきましょう。
宿海仁太(じんたん)
本作品の主人公で超平和バスターズのリーダーです。みんなからは『じんたん』と呼ばれています。
元々はみんなの中心にいるような明るい性格でしたが、めんまの事故をきっかけに心を閉ざしてしまうように。高校に入ってからは軽い引きこもりになっていたものの、めんまとの再会で少しずつ前向きになっていきます。
いつも地底人や自由という文字が書いてある特徴的なTシャツを着ている人物です。CVは、入野自由さんが担当しています。
本間芽衣子(めんま)
天真爛漫でいつでも明るい超平和バスターズのマスコット的存在です。みんなからは『めんま』と呼ばれています。
幼い頃に事故で亡くなってしまいましたが、ある夏の日に成長した姿でじんたんの元に現れます。『願い事』を叶えるために現れたというものの、めんま自身その願い事を覚えていませんでした。
いつも白いワンピースを着ている人物です。CVは、茅野愛衣さんが担当しています。
安城鳴子(あなる)
じんたんと同じ高校に通う同級生。みんなからは『あなる』と呼ばれています。
幼い頃は大きなメガネをかけた大人しい性格でしたが、高校からはギャルのような派手な格好をするようになります。成長して強気な性格にはなったものの、不器用な一面がある人物です。
めんまの事故の原因が自分にあると考え、ずっと悔やんでいました。しかし、再び超平和バスターズで集まることで、少しずつ前向きになっていきます。CVは、戸松遥さんが担当しています。
久川鉄道(ぽっぽ)
幼い頃は身体が小さく、みんなの弟分のような存在でしたが、現在は立派に成長して頼れる人物です。みんなからは『ぽっぽ』と呼ばれています。
高校には通わずに、超平和バスターズの秘密基地で暮らしながら世界中を放浪しています。じんたんのめんまが現れたという言葉を信じ、積極的にサポートしてくれる人物です。
めんまを救えなかったことに罪の意識を感じていましたが、めんまのおかげで立ち直ることができます。現在は高認試験合格のために日々奮闘中。CVは、近藤孝行さんが担当しています。
松雪集(ゆきあつ)
育ちがよく成績優秀で、容姿も整っている人物です。みんなからは『ゆきあつ』と呼ばれています。
かつて、めんまに想いを寄せるもその想いは叶わず、めんまの死を受け入れられずにずっと悩んでいました。めんまの想いを寄せる相手がじんたんということもあり、じんたんには強くあたってしまいます。
再び超平和バスターズが集まることで、過去のトラウマから立ち直れるようになっていきます。CVは、櫻井孝宏さんです。
鶴見知利子(つるこ)
ゆきあつと同じ高校に通う優等生です。みんなからは『つるこ』と呼ばれています。
超平和バスターズの中で最も冷静で、みんなの抱える悩みに気づいている人物です。幼い頃からゆきあつに想いを寄せており、ゆきあつを過去のトラウマから解放するために行動します。
趣味は読書や絵を描くこと。CVは、早見沙織さんが担当しています。
まとめ
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』はアニメ放送から10年以上が経過した今でも多くの人に親しまれている作品です。埼玉県秩父市に行けば、あの花を感じられる場所がたくさんあります。
今回紹介した聖地巡礼におすすめのスポットは以下の5つです。
- 西武秩父駅
- 旧秩父橋
- 定林寺
- 羊山公園
- 龍勢櫓
その他にも、秩父第一中学校や秩父まつり会館裏路地脇、秘密基地など様々なスポットがありますので足を運んでみてください。あの花の感動を聖地巡礼で味わってみましょう。