天空の城ラピュタの聖地巡礼スポット5選!日本にある聖地も紹介
『天空の城ラピュタ』は、1986年に公開されたスタジオジブリ作品です。公開から40年近く経った今でも多くの人に親しまれており、地上波で放送される際には毎回観ているという方も少なくないでしょう。
誰しもが一度は憧れたであろう空に浮かぶ島を舞台にした物語は、数あるアニメーション映画の中でも飛び抜けた名作となりました。そんな『天空の城ラピュタ』の舞台のモデルとされている場所は世界各地にあります。
天空の城『ラピュタ帝国』や『ティディス要塞』のモデルとなった場所が実在しており、現実世界でラピュタの世界観を楽しめます。また、日本にもラピュタの世界観を感じられるスポットがあり、ジブリファンの方は必見です。
そこで本記事では、厳選した天空の城ラピュタの聖地巡礼スポット5選を紹介します。聖地巡礼に興味のあるアニメファンの方は、ぜひ参考にしてください。
天空の城ラピュタはどんな作品?
天空の城ラピュタは、スタジオジブリにおける第1作目の作品です。主人公は、見習い機械工の少年・パズーと帝国の血をひく少女・シータ。
ある日、パズーは空から降ってきた少女・シータと出会います。シータは浮力を持つ不思議な鉱石「飛行石」を持っており、その石を狙った国防軍や海賊に追われていました。
パズーはシータを守るために共に逃げますが、やがて国防軍に捕まってしまうことに。国防軍に捕まったことで、シータがかつて地上を支配していたラピュタ王国の末裔であることが判明。物語は急展開を迎えていきます。
空に浮かぶ島・ラピュタをめぐる、パズーとシータの怒涛の冒険が描かれています。
天空の城ラピュタの聖地巡礼スポット5選
天空の城ラピュタの聖地は、世界各地にあります。公式が参考にしたと発表している場所や、ラピュタ帝国のモデルとされている場所などがあり、ラピュタの世界観を感じられます。
ここからは、厳選した天空の城ラピュタの聖地巡礼スポットを紹介します。今回紹介するのは以下の5つのスポットです。
パズーとシータが国防軍に監禁された『ティディス要塞』のモデル
ラピュタ帝国のモデルのひとつ
ラピュタ帝国のモデルのひとつ
ラピュタ帝国のモデルのひとつ
日本で有名なラピュタ帝国のモデルのひとつ
それでは、1つずつみていきましょう。
ラピュタの聖地①カーナーヴォン城(イギリス)
・パズーが逆さになってシータを助けるシーン
1つ目のスポットは、カーナーヴォン城です。カーナーヴォン城は、パズーとシータが国防軍に監禁された『ティディス要塞』のモデルになります。
ティディス要塞と言えば、シータのことをラピュタの巨人兵が守るシーンや、パズーが逆さになってシータを助けるシーンが印象的です。
また、カーナーヴォン城のあるウェールズ地方は、スタジオジブリの公式から参考にしたと発表された場所になります。天空の城ラピュタの世界観を感じられる非常におすすめのスポットです。
ラピュタの聖地②モンサンミッシェル(フランス)
・ラピュタ帝国に初めて到着するシーン
2つ目のスポットは、モンサンミッシェルです。モンサンミッシェルは、空に浮かぶ島・ラピュタ帝国のモデルになったとされています。
四方を海に囲まれ、街全体が要塞のようになっているモンサンミッシェルは、ラピュタ帝国を彷彿とさせます。数多くの世界遺産があるフランスの中でも人気が高く、ジブリファンがよく訪れるスポットです。
ラピュタの聖地③ベンメリア遺跡(カンボジア)
・パズーとシータが巨人兵に案内されているシーン
3つ目のスポットは、ベンメリア遺跡です。ベンメリア遺跡も、空に浮かぶ島・ラピュタ帝国のモデルになったとされています。
遺跡の大半が崩壊していることが特徴で、作中に登場するラピュタ帝国にそっくりだと話題になっています。ベンメリア遺跡の崩壊は自然の力によるものであり、自然と遺跡が調和している姿は、ラピュタ帝国そのものです。
ラピュタの聖地④マチュピチュ(ペルー)
・パズーとシータが巨人兵と歩いているシーン
4つ目のスポットは、マチュピチュです。古代インカ帝国が残した天空の要塞都市であるマチュピチュも、ラピュタ帝国のモデルになったとされています。
「古代文明が残した天空の要塞都市」という部分が作中と共通していることもあり、天空の城ラピュタの聖地として有名なスポットです。また、未だ多くの謎に包まれていることも、ラピュタの世界観を感じさせるひとつの要因と言えるでしょう。
ラピュタの聖地⑤竹田城跡(兵庫県)
・ラピュタ帝国に初めて到着するシーン
5つ目のスポットは、竹田城跡です。竹田城跡は、日本の天空の城とも呼ばれているスポットであり、日本にいながらラピュタの世界観を感じられることから聖地とされています。
街を貫く一級河川・円山川から川霧が発生することで『雲海』が生まれ、幻想的な風景を創りだします。竹田城跡で雲海が見られるのは9月〜11月の早朝のため、タイミングを合わせて訪れてみましょう。
天空の城ラピュタの聖地巡礼はどのルートがおすすめ?
天空の城ラピュタの聖地巡礼は、聖地のほとんどが海外にあるため、海外旅行の際に一緒に訪れるのがおすすめです。どのスポットも世界遺産に登録されており、ぜひとも一度は訪れてみたいスポットといえます。
また、天空の城ラピュタの聖地の中で、最も行きやすいのは日本にある竹田城跡です。雲海の出る時期にあわせて訪れてみましょう。
天空の城ラピュタの登場人物
天空の城ラピュタは、以下の4人の登場人物を中心に物語が展開していきます。
1人ずつ人物像をみていきましょう。
パズー
本作品の主人公でスラッグ渓谷の鉱山で働く、見習い機械工の少年。両親を亡くし、13歳という若さでありながら一人暮らしをしています。
明るい性格をしており、正義感と行動力のある人物です。シータを助けるために、自らの危険をいとわず乗り込むような勇敢な一面があります。
また、ラピュタを信じてもらえず死んだ父の汚名をはらすため、いつの日かラピュタを見つけたいと思っています。CVは、田中真弓さんが担当です。
シータ
本作品のヒロインであり、もう一人の主人公。パズーと同じく両親を亡くしており、一人ゴンドアの谷で暮らしています。
三つ編みにしたおさげが特徴的な一見普通の女の子ですが、実はラピュタ帝国の王族の末裔。性格は清楚でおしとやかであり、人が傷つくことを嫌う心優しい人物です。
CVは、横沢啓子さんが担当しています。
ムスカ
シータのことを狙う、飛行石を探索する任務を帯びた特務機関の所属の大佐。男女問わず誰に対しても紳士のように振る舞い、軍では若くして大佐という役職を持つほど優秀な人物です。
シータと同様にラピュタ帝国の王族の末裔であり、ラピュタを見つけて王となり、ラピュタを復活させることを目論んでいます。また、普段は紳士的な振る舞いをするものの、目的のためであれば手段を選ばない冷酷な一面もあります。
CVは、寺田農さんが担当です。
ドーラ
空中海賊『ドーラ一家』の女ボスであり、飛行船・タイガーモスの船長。頭脳明晰で破天荒な人物です。
最初は、秘宝である飛行石を手に入れるためにシータを狙っていましたが、ラピュタの存在を知り、財宝を手に入れることを目論むようになります。また、シータとパズーをタイガーモス号に仲間として迎え入れ、よき理解者となる人物です。
CVは、初井言榮さんが担当しています。
まとめ
天空の城ラピュタは、数あるジブリ作品の中でも多くの人気を集める作品です。聖地巡礼に足を運べば、神秘的で幻想的な世界観をより間近に感じられるでしょう。
今回紹介した聖地巡礼におすすめのスポットは以下の5つです。
- カーナーヴォン城(イギリス)
- モンサンミッシェル(フランス)
- ベンメリア遺跡(カンボジア)
- マチュピチュ(ペルー)
- 竹田城跡(兵庫県)
聖地巡礼で天空の城ラピュタの世界観を現実世界で味わってみましょう。