おおかみこどもの雨と雪の聖地巡礼スポット5選!舞台となった東京・富山の聖地を紹介
『おおかみこどもの雨と雪』は、2012年に公開された細田守監督によるアニメーション映画作品です。家族の絆を描いた物語は、老若男女問わず、多くの人に親しまれています。
実際に映画を見た方の中には、花の母親としての強さや雨と雪が必死に生きる姿をみて元気をもらった方もいるのではないでしょうか。そんな、おおかみこどもの雨と雪の舞台は東京や富山・茨城です。
特に東京と富山には、おおかみこどもの雨と雪を感じられるスポットが多くあります。中でも、富山には花と子供たちが住んでいたとされる家のモデルもあるため、ファンの方は必見です。
本記事では、厳選したおおかみこどもの雨と雪の聖地巡礼スポットを紹介します。聖地巡礼に興味のあるアニメファンの方は、ぜひ参考にしてください。
おおかみこどもの雨と雪はどんな作品?
ある日、大学生の花は、授業を集中して受けない生徒が多い中、教科書もないのに黙々とノートを取る1人の男性に興味を持ちます。『彼』は、花の大学の生徒ではありませんでしたが、自然と一緒にいる時間は増えていき、2人の距離は縮まっていきました。
そんなある日、花は彼の正体が『おおかみおとこ』であることを打ち明けられます。花は驚きはしたものの、『おおかみおとこ』を受け入れ、2人の子供を授かることに。
しかし、ある雨の日に突然彼は命を落としてしまい、花は1人で子供たちを育てなくてはならなくなってしまいます。わからないことの多いおおかみこどもの子育てに悩みながらも奮闘していく花。
花は、将来子供たちが人間とおおかみのどちらの生き方も選べるように、田舎に引っ越すことを決意します。2人のおおかみこどもはどのように成長していくのか、2人の子供たちと母親の絆と成長を描いた物語です。
おおかみこどもの雨と雪の聖地巡礼スポット
おおかみこどもの雨と雪は、東京や富山が舞台となっています。残念ながら現在ではもう無くなってしまった聖地もありますが、おおかみこどもの世界観を感じられるスポットはまだ多くあります。
特に、作中に登場した山のモデルとされている、富山にある立山の美しい自然の風景はおすすめです。ここからは、厳選したおおかみこどもの雨と雪の聖地巡礼スポットを5つ紹介していきます。
花の通う大学のモデル
花とおおかみおとこの待ち合わせ場所のモデル
花と雪・雨の住む家のモデル
雨が先生と山を駆け回っているシーンで登場した湖のモデル
ラストシーンの滝のモデル
それでは、1つずつ見ていきましょう。
おおかみこどもの聖地①一橋大学
・花が初めて『おおかみおとこ』と出会ったシーン
1つ目のスポットは、一橋大学です。作中では、花が通っていた大学のモデルとして使われています。
花が『おおかみおとこ』と出会った場所であり、物語における重要なスポットです。おおかみおとこが泣いている子どもを優しく起こしてあげた場所も実際に存在します。
大学の敷地のため、聖地巡礼をする際にはマナーを守るようにしましょう。
おおかみこどもの聖地②国立市大学通り
・花と『おおかみおとこ』が待ち合わせをしているシーン
2つ目のスポットは、国立市大学通りです。作中では、花が『おおかみおとこ』と会う際などに度々登場しています。
花が『おおかみおとこ』との待ち合わせ場所に使っていた、喫茶白十字も以前は大学通りにありました。また、国立駅付近には、花がバイトしていたほくしんクリーニングも実在していました。
残念ながら、喫茶白十字は移転し、ほくしんクリーニングはすでに無くなってしまっています。しかし、大学通りには作中の面影が残っているため、2人がどこを歩いたのか想像しながら聖地巡礼してみてください。
おおかみこどもの聖地③おおかみこどもの花の家
・花と雪・雨が引っ越してきたシーン
3つ目のスポットは、おおかみこどもの花の家です。作中では、東京から田舎に引っ越した際に、花たちが住んでいた家のモデルとなっています。
物語において最も登場する場所といっても過言ではないため、印象に残っている人も多いでしょう。再現度も非常に高く、Googleマップには、おおかみこどもの花の家として登録されています。
家族3人が暮らしていた雰囲気を実際に体感できるため、おおかみこども好きの人には必見の聖地です。
おおかみこどもの聖地④みくりが池
・雨が先生と山を駆け回っているシーン
4つ目のスポットは、みくりが池です。作中では、雨が先生と山を駆け回っている際に訪れた湖のモデルとなっています。
映画の中でも美しい風景として表現されていましたが、実際の景色も非常に美しく、おすすめのスポットです。みくりが池を訪れる際には、けっこうな距離を歩くため注意しましょう。
しかし、純粋な観光スポットとしても楽しめる魅力的な場所であり、一度は行ってみたいスポットです。
おおかみこどもの聖地⑤称名滝
・雨が山を駆け登っていく物語のラストシーン
5つ目のスポットは、称名滝です。作中では、雨が先生に連れてこられて水を飲むシーンやラストシーンで登場する滝のモデルとして使われています。
称名滝は、日本で最も落差のある滝として有名なスポットです。近くには、ラストシーンで雨と花がいた駐車場もあるため、一緒に訪れてみましょう。
また、称名滝から少し離れたところに『悪城の壁』という、ラストシーンで雨が山を駆け上っていく際の風景のモデルとなった場所があります。おおかみこどもファンなら必見の聖地です。
まだまだある!現在も実在する『おおかみこどもスポット』
おおかみこどもの雨と雪の聖地巡礼スポットはまだまだあります。ここからはさらに、ファンなら訪れたいおすすめの聖地巡礼スポットを3つ紹介します。
1つずつ見ていきましょう。
おおかみこどもスポット①井の頭恩賜公園
1つ目のスポットは、井の頭恩賜公園です。作中では、花が雪と雨を散歩に連れて行った際に登場しています。
特徴的な形をした木の再現度が高いため、訪れた際には探してみてください。また、花が引越しすることを決意した際に登場した公園は小金井公園になります。
おおかみこどもの世界観を味わえるため、どちらの公園も一度は訪れてみましょう。
おおかみこどもスポット②牛久自然観察の森
2つ目のスポットは、牛久自然観察の森です。作中では、花が自然観察員のアシスタントとして働いていた場所のモデルとなっています。
また、雨が先生に教えてもらった山の事情を花に話す際に登場した、森の絵画も実際にあります。場所が茨城ということもあり、他の聖地とは離れているため、訪れる際には注意してください。
おおかみこどもスポット③田中小学校旧本館
3つ目のスポットは、田中小学校旧本館です。作中では、雪と雨が通っていた小学校のモデルとして登場しています。
田中小学校旧本館は、2016年に国の登録有形文化財に認定されている場所です。学校の外観は作中にはっきりと登場していませんが、学校内の教室や階段などは再現度が高くなっています。
おおかみこどもの雨と雪の聖地巡礼はどのルートがおすすめ?
おおかみこどもの雨と雪の聖地巡礼は、東京を訪れる際には国立駅からスタートします。まずは、大学通りを経由して一橋大学に向かってみましょう。
小金井公園や井の頭公園も同じ中央線沿いにあり、比較的行きやすくなっています。牛久自然観察の森は茨城県にあるため、茨城県に行く際に訪れてみてください。
富山県を訪れる際には、田中小学校旧本館のある富山県滑川市からスタートするのがおすすめです。しかし、花の家や称名滝、みくりが池などはひとつひとつのスポットが離れているため、日にちを分けて訪れるといいでしょう。
おおかみこどもの雨と雪の登場人物
おおかみこどもの雨と雪では、以下の3人の登場人物を中心に物語が展開していきます。
1人ずつ人物像を見ていきましょう。
花(はな)
おおかみおとこの間に生まれた雪と雨の母親。父子家庭で育ち、高校生の時に父を病気で亡くしてからひとりぼっちで暮らしていました。
おおかみおとことの出会いによって人生が大きく変わっていくことに。気が弱く、大人しい性格をしていますが、母親になったことでたくましく成長していきます。
雪と雨を優しく見守り、母親としてできることを精一杯やっていく人物です。CVは、宮崎あおいさんが担当しています。
雪(ゆき)
花とおおかみおとこの間に生まれた女の子。雪の日に生まれたことから『雪』と名付けられました。
好奇心旺盛で、蛇を捕まえてはしゃぐような活発な人物です。小学校に進学すると、周りの友達との違いが気になり、おしとやかに女の子らしく振る舞うようになります。
人間として生きる道を選び、中学校は寮での生活のため、親元を離れて独り立ちします。CVは、幼年期は大野百花さん。少女期は黒木華さんが担当しています。
雨(あめ)
花とおおかみおとこの間に生まれた男の子。雪の弟で、雨の日に生まれたことから『雨』と名付けられました。
小さい頃は気が弱く、臆病な性格でしたが、成長するにつれてたくましくなっていきます。先生と呼ばれる山の主にさまざまなことを教えてもらい、おおかみとしての本能に目覚めていくことに。
足を悪くした先生の代わりに山を守るため、おおかみとして生きる道を選びます。CVは、幼年期は加部亜門さん。少年期は西井幸人さんが担当しています。
まとめ
おおかみこどもの雨と雪は、老若男女問わず、多くの人に親しまれている作品です。花の母親として強く生きる姿や、子供たちの成長していく過程に心打たれた方も多いことでしょう。
おおかみこどもの雨と雪の聖地には、訪れた人に元気を与えてくれる魅力的なスポットが多くあります。今回紹介したスポットをおさらいしてみましょう。
- 一橋大学
- 国立市大学通り
- おおかみこどもの花の家
- みくりが池
- 称名滝
その他にも、井の頭恩賜公園や牛久自然観察の森、田中小学校旧本館など様々なスポットがありますので足を運んでみてください。3人の家族が過ごした世界観を実際に体感してみましょう。