夏へのトンネル、さよならの出口の聖地巡礼スポット5選!舞台の千葉県を中心に紹介
『夏へのトンネル、さよならの出口』は、2022年に公開された長編アニメーション映画です。2023年には、フランスで開催されたアヌシー国際アニメーション映画祭にてポール・グリモー賞を受賞する快挙を成し遂げました。
名作として知られる『夏へのトンネル、さよならの出口』の魅力は、ユニークな設定と物語の起承転結がうまく描かれていることです。物語ラストの淡く儚い、斬新な展開に目が離せなかった方も少なくないでしょう。
そんな『夏へのトンネル、さよならの出口』の舞台は、千葉県や神奈川県、愛媛県にあります。カオルとあんずが出会った場所やウラシマトンネルのモデルとなった場所が実在するため、夏トンファンの方は必見です。
そこで本記事では、厳選した『夏へのトンネル、さよならの出口』の聖地巡礼スポット5選を紹介します。聖地巡礼に興味のあるアニメファンの方は、ぜひ参考にしてください。
夏へのトンネル、さよならの出口はどんな作品?
『夏へのトンネル、さよならの出口』は、欲しいものが何でも手に入ると噂の「ウラシマトンネル」の都市伝説にまつわる物語です。主人公は、過去に最愛の妹を亡くした塔野カオル(とうのかおる)。
妹を亡くした心の傷を抱えて過ごしていたカオルは、ある日偶然「ウラシマトンネル」を見つけます。「ウラシマトンネル」、それは中に入ると歳を取る代わりに欲しいものが手に入るという不思議なトンネル。
「ウラシマトンネル」を見つけたカオルは、クラスメイトの花城あんずと共に、欲しいものを手に入れるために協力関係を結ぶことに。外とは異なる時間が流れる不思議なトンネルを舞台に、少年少女の心の葛藤と淡い恋模様を描いた物語です。
夏へのトンネル、さよならの出口の聖地巡礼スポット
『夏へのトンネル、さよならの出口』の聖地は、千葉県や神奈川県、愛媛県にあります。再現度の高い場所が多く、足を運べば作中の雰囲気を感じられるでしょう。
ここからは、厳選した『夏へのトンネル、さよならの出口』の聖地巡礼スポットを紹介していきます。今回紹介するのは以下の5つのスポットです。
カオルとあんずが出会った香崎駅のモデル
カオルとあんずが通っている高校のモデル
ウラシマトンネルに向かう際に登場する踏切のモデル
ウラシマトンネルのモデル
カオルとあんずがデートで訪れた水族館のモデル
それでは1つずつみていきましょう。
夏トンの聖地①下灘駅(愛媛)
・カオルがあんずに傘を貸したシーン
1つ目のスポットは、下灘駅です。下灘駅は、カオルとあんずが出会った香崎駅のモデルになります。
カオルがあんずに傘を貸したシーンが印象的です。物語の中盤やラストシーンでも登場しており、物語における非常に重要なスポットといえます。
また、下灘駅は海が見える日本一綺麗な無人駅としても有名なスポットです。千と千尋の神隠しにも登場しています。
夏トンの聖地②竹岡健康学園
・カオルとあんずが学校生活を送るシーン
2つ目のスポットは、竹岡健康学園です。竹岡健康学園は、カオルとあんずが通っている高校のモデルになります。
白狐踏切を渡ってすぐにある入り口付近の再現度が非常に高くなっており、作中の世界観を感じられるスポットです。竹岡健康学園はすでに閉業していますが、建物自体は残っているため見ることはできます。
夏トンの聖地③高礒踏切
・カオルが夜中にウラシマトンネルを見つけるシーン
3つ目のスポットは、高礒踏切です。高礒踏切は、ウラシマトンネルに向かう際に登場する踏切のモデルになります。
カオルが夜中にウラシマトンネルを見つけるシーンや、カオルとあんずがトンネルの調査をするシーンなどで度々登場しています。再現度も高くなっているため、夏トンファンの方なら一度は訪れたいスポットです。
夏トンの聖地④燈籠坂大師の切通しトンネル
・カオルとあんずがウラシマトンネルを調査するシーン
4つ目のスポットは、燈籠坂大師の切通しトンネルです。燈籠坂大師の切通しトンネルは、ウラシマトンネルのモデルになります。
実際は作中のように池の中にあるわけではありませんが、トンネルの入り口の形などは類似しており、夏トンの世界観を味わえます。また、周辺の風景の影響もあって、作中のような神秘的な雰囲気を感じられるためおすすめのスポットです。
夏トンの聖地⑤八景島シーパラダイス(神奈川)
・カオルが妹のカレンの話をあんずに話したシーン
5つ目のスポットは、八景島シーパラダイスです。八景島シーパラダイスは、カオルとあんずがデートで訪れた水族館のモデルになります。
カオルが妹のカレンの話をあんずに話したシーンが印象的であり、記憶に残っている方も少なくないでしょう。ただの協力関係であった2人の関係性が少しずつ変わっていることがわかるスポットです。
夏へのトンネル、さよならの出口の聖地巡礼はどのルートがおすすめ?
夏へのトンネル、さよならの出口の聖地巡礼は、竹岡駅からスタートします。まずは、ウラシマトンネル近くの踏切のモデルとなった高礒踏切から訪れてみましょう。
その後、燈籠坂大師の切通しトンネル、竹岡健康学園の順で向かうのがおすすめです。夏トンの聖地は一つひとつが離れているため、車やバスをうまく使ってまわるといいでしょう。
また、八景島シーパラダイスや下灘駅は千葉からかなり距離があり、同じ日に訪れるのは困難です。そのため、旅行や他のアニメ作品の聖地巡礼で神奈川・愛媛県を訪れた際に、足を運んでみてください。
以下では、神奈川・愛媛県に聖地がある作品を紹介しています。あわせてご覧ください。
夏へのトンネル、さよならの出口の登場人物
『夏へのトンネル、さよならの出口』は、以下の2人の登場人物を中心に物語が展開していきます。
1人ずつ人物像をみていきましょう。
塔野カオル(とうのかおる)
本作品の主人公で、田舎町の高校二年生。過去に最愛の妹を亡くして以降、家族がバラバラになり、心に傷を抱えながら過ごしています。
自分の感情を表に出すことはあまりなく、いつも音楽を聞いて人とあまり関わらないようにしている人物です。ある日、ひょんなことから「ウラシマトンネル」を見つけ、妹を取り戻すために「ウラシマトンネル」攻略を目指します。
CVは、俳優の鈴鹿央士さんが担当しています。
花城あんず(はなしろあんず)
本作品のヒロインで、東京から田舎町に転校してきた高校二年生。容姿端麗で頭脳明晰という一見完璧に思えるスペックの持ち主ですが、とある悩みを抱えている人物です。
偶然、「ウラシマトンネル」を見つけたカオルに遭遇し、自らの欲しいものを手にするために協力関係を結びます。カオルと同様に自分の感情を表に出すことはあまりないものの、気を許した相手には素を見せる一面も。
CVは、女優の飯豊まりえさんが担当しています。
まとめ
『夏へのトンネル、さよならの出口』は、日本だけでなく、海外でも多くの人気を誇る名作です。一度見れば、作中の幻想的な世界観と手に汗握る展開につい見入ってしまうでしょう。
また、千葉や神奈川、愛媛県を訪れれば、作中に登場したスポットを現実世界で体感できるため、夏トンファンの方は必見です。今回紹介した聖地巡礼におすすめのスポットは以下の5つです。
- 下灘駅(愛媛)
- 竹岡健康学園
- 高礒踏切
- 燈籠坂大師の切通しトンネル
- 八景島シーパラダイス(神奈川)
聖地巡礼で『夏へのトンネル、さよならの出口』の世界観を体感してみましょう。きっと作品同様に、忘れられない思い出になるはずです。