サザエさんの聖地巡礼スポット4選!舞台となった東京都世田谷区を中心に紹介
『サザエさん』は1969年にアニメ放送が開始されてから、50年以上ものあいだ親しまれ続けている国民的アニメです。『サザエさん症候群』や『サザエさん効果』といった言葉が生まれるほど、日本人の生活に定着したアニメとなっています。
常に豊かでほのぼのとしたサザエさん一家の日常を、毎週楽しみにしている方も多いでしょう。日本独自の文化や行事などの多くが描かれており、どこか懐かしさを感じられるのもサザエさんの魅力です。
そんなサザエさんの舞台となっているのは、東京都世田谷区です。世田谷区の桜新町には、サザエさんを感じられるスポットがあります。
そこで本記事では、厳選したサザエさんの聖地巡礼スポット4選を紹介します。聖地巡礼に興味のあるアニメファンの方は、ぜひ参考にしてください。
サザエさんはどんな作品?
サザエさんは、1946年に九州の『夕刊フクニチ』という新聞で連載が開始された、長谷川町子先生による4コマ漫画作品です。1949年から1974年までは東京の毎日新聞で連載され、1969年からアニメ放送がスタートしました。
サザエさんの大きな特徴は、登場人物がみんな海産物の名前であること。これは、作者の長谷川町子先生が作品の内容を考えている際に、妹さんと一緒に毎日海岸を散歩しながら考えていたことが理由だそうです。
サザエさんは、基本的に1話完結型の物語になっており、3話構成で放送されています。ドタバタでほのぼのとしたサザエさん一家の日常が描かれた作品です。
サザエさんの聖地巡礼スポット
サザエさんの舞台は、原作者の長谷川町子先生の出身地である東京都世田谷区桜新町です。実際の作品のモデルとなった場所やサザエさんをテーマにしたスポットがあります。
ここからは、厳選したサザエさんの聖地巡礼スポットを紹介します。今回紹介するのは以下の4つのスポットです。
サザエさんでお馴染みのキャラクターたちに出会える商店街
サザエさん関連のコレクションが展示されている美術館
三河屋のモデルとなった三河屋酒店が実在した場所
福岡にあるサザエさん通り
それでは1つずつみていきましょう。
サザエさんの聖地①サザエさん通り(桜新町商店街)
1つ目のスポットは、桜新町にあるサザエさん通りです。サザエさん通りは、桜新町駅から『長谷川町子美術館』までを結ぶ商店街です。
駅から地上に出ると、サザエさん一家が出迎えてくれます。他にも、商店街のあちこちでサザエさんでお馴染みのキャラクターたちに出会えます。
また、桜新町駅から徒歩1分のところには、カツオの同級生・花沢さんの実家である花沢不動産のモデルとなった桜町不動産があります。
サザエさんの聖地②長谷川町子美術館
2つ目のスポットは、長谷川町子美術館です。長谷川町子美術館には、サザエさん関連のコレクションが展示されています。
美術館の前には、サザエさん一家と記念写真が撮れる撮影スポットも用意されており、人気のスポットです。また、長谷川町子美術館の近くには、2020年にオープンされた分館の長谷川町子記念館もあります。
定期的にイベントが開催されており、同じ料金で美術館と記念館どちらも入館できます。
サザエさんの聖地③セブンイレブン 世田谷サザエさん通り店
3つ目のスポットは、セブンイレブン世田谷サザエさん通り店です。世田谷サザエさん通り店のある場所が、作中に登場した三河屋のモデルとなった三河屋酒店が実在した場所であり、聖地とされています。
三河屋といえば、作中でも度々登場しているサブちゃんが働いているお店です。現在は三河屋酒店の面影はありませんが、長谷川町子美術館から徒歩2分ほどのところにあるため、訪れてみるのもいいでしょう。
サザエさんの聖地④サザエさん通り(福岡県)
4つ目のスポットは、サザエさん通りです。サザエさん通りは世田谷区桜新町だけでなく、福岡県福岡市早良区にもあります。
早良区の脇山口交差点から、シーサイドももち海浜公園入口までの約1.6キロがサザエさん通りです。作者の長谷川町子先生が百道の海岸を散歩しながら登場人物を発案したことから、2012年5月に名付けられました。
サザエさんや福岡タワーと一緒に写真が撮れるスポットや、サザエさんとワカメが道案内してくれる看板などがあります。
サザエさんの聖地巡礼はどのルートがおすすめ?
サザエさんの聖地巡礼は、桜新町駅からスタートします。カツオの同級生・花沢さんの実家である花沢不動産のモデルとなった桜町不動産を経由して、サザエさん通りに向かいましょう。
サザエさんでお馴染みのキャラクターたちを探しながら、長谷川町子美術館を訪れるのがおすすめです。美術館と記念館を楽しんだら、セブンイレブン世田谷サザエさん通り店へ向かって聖地巡礼は終了です。
福岡にあるサザエさん通りは、福岡県を訪れた際に寄ってみてください。
サザエさんの登場人物
サザエさんは、以下の8人の登場人物を中心に物語が展開していきます。
1人ずつ人物像をみていきましょう。
サザエさん
サザエさんの愛称で親しまれている本作品の主人公。本名はフグ田サザエ。年齢は24歳で、明るく朗らかな竹を割ったような性格をしており、町内の人気者です。
料理や洗濯、裁縫など主婦業はたいていこなせます。ただ、おっちょこちょいな一面があるのがたまにキズ。
趣味は読書で、推理小説が大好き。よく弟のカツオとケンカしており、カツオを追いかけていることから走ることが得意です。
CVは、加藤みどりさんが担当しています。
磯野カツオ
サザエさんの弟の小学5年生。頭の回転が早く、口が達者なお調子者であり、クラスで一番目立つ存在です。
口が達者なことやイタズラ好きなことから、よくサザエさんとケンカしています。また、野球やサッカーなどスポーツが得意で、大親友の中島くんとよく遊んでいます。
CVは、富永み〜なさんが担当です。
磯野ワカメ
サザエさんとカツオの妹の小学3年生。兄妹の中で最もしっかりしており、優等生タイプの優しい女の子です。
勉強が得意で、絵本や詩を書くことに才能を発揮することも。ただ、体育が少し苦手です。理想の女性像は、母親のフネとお隣の浮江さん。
CVは、津村まことさんが担当しています。
タラちゃん
タラちゃんの愛称で親しまれている、サザエさんとマスオさんの子ども。本名はフグ田タラオ。まだ3歳で、どんなことにも興味を持つ、好奇心旺盛な性格をしています。
いつも一緒に遊んでくれる叔父と叔母にあたるカツオとワカメが大好きです。ハトコのイクラちゃんには、お兄ちゃん的存在として振る舞っています。
CVは、愛河里花子さんが担当しています。
マスオさん
優しくて誠実なサザエさんの旦那さん。お人好しで気が弱いため、損な役回りになってしまうこともありますが、家族に囲まれて日々幸せに暮らしています。
カツオやワカメとも仲良くしています。海山商事の営業課に勤務しており、同期の穴子さんと仲良しです。
CVは、田中秀幸さんが担当しています。
磯野波平
サザエさんやカツオ、ワカメの父親であり、威厳と貫禄たっぷりの磯野家の大黒柱。頭にある1本の髪の毛がトレードマークです。
曲がったことが大嫌いで気難しいところもありますが、情に厚くお人良しの一面もある人物です。また、囲碁や盆栽、釣り、俳句、骨董品の収集など、趣味も豊富です。
CVは、茶風林さんが担当しています。
磯野フネ
サザエさんやカツオ、ワカメの母親であり、割烹着がよく似合う人物です。家族のことをいつも温かく見守っており、皆から一目置かれています。
家事はなんでもこなし、サザエさんのおっちょこちょいな一面をいつもカバーしています。現在では良妻賢母の鑑ですが、少女時代はお転婆だったといううわさも。
CVは、寺内よりえさんが担当しています。
タマ
サザエさん一家の飼っている、真っ白なオス猫。『サザエさん』におけるマスコット的存在であり、金色の大きな鈴がトレードマークです。
お隣の伊佐坂さんの飼っている愛犬・ハチと大の仲良しです。また、ガールフレンドはピンクのペルシャ猫です。
まとめ
『サザエさん』は、アニメ放送が開始されてから50年以上経った今でも多くの人に親しまれている国民的アニメです。東京都世田谷区桜新町に足を運べば、サザエさんの世界観を楽しめます。
今回紹介した聖地巡礼におすすめのスポットは以下の4つです。
- サザエさん通り(桜新町商店街)
- 長谷川町子美術館
- セブンイレブン 世田谷サザエさん通り店
- サザエさん通り(福岡県)
大人気作品サザエさんのゆかりの地である、世田谷区桜新町や福岡市早良区の魅力を聖地巡礼で味わってみましょう。