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耳をすませばの聖地巡礼スポット5選!聖蹟桜ヶ丘の愛宕団地も紹介

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『耳をすませば』は、1995年の公開から、今も多くの人々に愛される名作アニメーションです。主人公の月島雫と天沢聖司の成長物語は、観る人々の心を揺さぶり、多くの感動を生み出しました。

また、作品中に登場する『聖蹟桜ヶ丘』は、作品の舞台として大きな役割を果たしています。その美しい景色やロケーションは、聖地巡礼の目的地として人気を博し、多くのファンが訪れる聖地となりました。

本記事では、この作品の舞台である聖蹟桜ヶ丘を中心に、聖地巡礼の魅力やおすすめのスポット5選を紹介します。聖地巡礼に興味のあるアニメファンの方は、ぜひ参考にしてみてください。

耳をすませばはどんな作品?

耳をすませば
出典元:スタジオジブリ

『耳をすませば』は、読書好きの少女月島雫が出会った謎めいた少年・天沢聖司との出会いを通して、自分自身と向き合いながら成長していく物語です。月島雫はある日、図書館で出会った不思議な猫の案内によって『地球屋』という古本屋を訪れます。

そこで偶然出会った天沢聖司との出会いがきっかけで、雫は小説家になる夢を持つようになります。聖司は雫に小説を書くことを勧め、彼女は自分自身の夢や過去の出来事を書き留め始めます。

そんな中、雫は聖司と共にある場所に行き、そこで出会った人たちとの交流を通じて自分自身を見つけていく青春ストーリーです。物語は、雫が小説を書くことを通して成長していく姿や、彼女の周りにいる人々との出会いを描き、時には切なく、時には笑いに包まれ、観る人を魅了する物語となっています。

耳をすませばの聖地巡礼スポット5選

『耳をすませば』を愛する人々の聖地となっている『聖蹟桜ヶ丘』は、自然や街並み、アニメーションと様々な魅力がある場所です。

この場所が『耳をすませば』の聖地となった理由は、監督の宮崎駿が実際に住んでいた場所であり、映画の中でも登場するなど作品と深い縁があります。

聖蹟桜ヶ丘駅周辺には、映画で描かれた風景を再現したお店やカフェが多くあり、作品の世界観を体験することができます。

ここからは、厳選した耳をすませばの聖地巡礼スポットを5つ紹介していきます。

耳をすませばの舞台
雫が使っていた改札は、聖蹟桜ヶ丘駅の西口がモデルです。改札を出たところにある建物や駅の入口も、作中では忠実に表現されている。
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杉村の告白シーン
映画の中でも人気のシーンである、杉村の告白が描かれた甘酸っぱい場所。
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地球屋前のロータリー
映画の中では雫が不思議な猫ムーンを追ってたどり着き、「地球屋」というアンティークショップを発見するシーンに登場。
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『THE青春』といえばここ
『いろは坂』とは、聖蹟桜ヶ丘駅から南下し、大栗川を渡ってから街の高台地域に上る坂道。
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雫と聖司が思いを伝え合う名シーン
「いろは坂の高台」は、『耳をすませば』のラストシーンで登場する、聖司が雫にプロポーズする場所。
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1つずつみていきましょう。

耳すま聖地①聖蹟桜ヶ丘駅

耳すま聖地①:聖蹟桜ヶ丘駅
出典元:スタジオジブリ
『耳をすませば』での登場シーン

・父親のお弁当を勤務先である図書館に届けるシーン

聖蹟桜ヶ丘駅は新宿から京王線で30分ほど、多摩ニュータウンの北端に位置しています。映画の中では『京王線 杉の宮駅』として登場しますよ。

雫が使っていた改札は、聖蹟桜ヶ丘駅の西口がモデルです。改札を出たところにある建物や駅の入口も、作中では忠実に表現されています。

ちなみに聖蹟桜ヶ丘駅は、ジブリ作品『平成狸合戦ぽんぽこ』からすでに登場しています。このことからも、宮崎駿監督と聖蹟桜ヶ丘駅の関わりが深いことが伺えますね。

また、  聖蹟桜ヶ丘駅の発車メロディー  はおなじみの『カントリーロード』。オルゴール風に奏でられたメロディーは、ファン必聴です。

耳すま聖地②金毘羅神社

耳すま聖地②:金毘羅神社
出典元:スタジオジブリ
『耳をすませば』での登場シーン

・主人公の幼馴染である杉村が雫に告白するシーン

2つ目のスポットは『金毘羅神社』です。映画の中でも人気のシーンである、杉村の告白が描かれた甘酸っぱい場所になります。

当時はこのシーンを見て、不器用ながらも思いを伝える少年のまっすぐさに、心を打たれた人も多いのではないでしょうか。

いろは坂を登りきったところにある『金刀比羅神社』は、住宅街の中に小さく佇んでいるため、少し存在感は薄めです。ですが、ファンにとって欠かせない聖地であることは間違いないでしょう。

耳すま聖地③桜ヶ丘ロータリー

耳すま聖地③:桜ヶ丘ロータリー
出典元:スタジオジブリ
『耳をすませば』での登場シーン

・猫(ムーン)を追いかけ、地球屋に辿り着くシーン

いろは坂を昇った先にある閑静な住宅地を抜けると、そこには『桜ヶ丘ロータリー』があります。映画の中では雫が不思議な猫ムーンを追って、『地球屋』というアンティークショップを発見するシーンで登場します。

この場所は、映画の中でのシーンが忠実に描かれたため、映画の雰囲気を存分に味わうことができます。また、バスや車を使わずに歩いて訪れることで、映画の中の雫のワクワク感を体験することもできるでしょう。

少し前まで、天沢聖司のおじいさんが営む『地球屋』のモデルとなったお店も実際に存在しましたが、現在は閉店しているため見ることはできないようです。

耳すま聖地④いろは坂

耳すま聖地④:いろは坂
出典元:スタジオジブリ
『耳をすませば』での登場シーン

・雫と聖司が坂道を自転車で登るシーン

『いろは坂』とは、聖蹟桜ヶ丘駅から南下し、大栗川を渡ってから街の高台地域に上る坂道のことです。『耳をすませば』の中で主人公の月島雫が猫を追って坂を登るシーンが描かれており、実際の『いろは坂』とほぼ同じ風景が登場しています。

この坂道は、長い距離を上るために勾配がキツメで、車でも歩いても楽しめるバリエーションに富んだ坂道です。

また、途中からは聖蹟桜ヶ丘の街並みを一望できるポイントがあり、春には桜の名所としても有名な公園『いろは坂桜公園』もあるため、一見の価値はあると言えるでしょう。

耳すま聖地⑤いろは坂の高台

耳すま聖地⑤:いろは坂の高台
出典元:スタジオジブリ
『耳をすませば』での登場シーン

・聖司が雫にプロポーズをするクライマックスシーン

「いろは坂の高台」は、『耳をすませば』のラストシーンで登場する、聖司が雫にプロポーズする場所として知られています。

高台までは、いろは坂にある1番大きな階段を上らず車道に沿って歩き、カーブに差し掛かるところで細い階段を上がると辿り着けます。高台は、その先にある住宅地に位置しており、聖蹟桜ヶ丘から徒歩でアクセスできる距離です。

街が一望でき、特に夜景が美しいため、地元民からも愛されています。なお、作中で描かれている場所は立ち入り禁止となっているため、実際に訪れる場合は周辺の住民や関係者の迷惑にならないように注意が必要です。

まだまだある!現在も実在する『耳すまスポット』

聖蹟桜ヶ丘駅の聖地巡礼スポットはまだまだあります。

ここからはさらに、ファンだけが知っているおすすめの以下3つのスポットを紹介していきます。

一つずつ見ていきましょう。

耳すまスポット①雫が生まれ育った『愛宕団地』

雫が生まれ育った『愛宕団地』

主人公の雫が住んでいた団地のモデルとなったとされている『愛宕団地』。多摩ニュータウンにあるこちら団地は、映画の中で登場するレトロな給水塔が有名で1972年に完成したものです。

愛宕団地は多摩ニュータウンの初期の団地であり、「あたご一息坂」と呼ばれる坂を上った場所にあります。愛宕団地の裏側には、親友から悩み相談を受けていた公園があるなど、作中で描写された細かな場所まで再現されているスポットは、ファン必見です。

耳すまスポット②駅前に設置された『青春ポスト』

駅前に設置された『青春ポスト』

「青春ポスト」は聖蹟桜ヶ丘駅の西口にあるポストで、アニメ『耳をすませば』に登場する「地球屋」のオマージュとして2012年に作られました。

ポストは、きれいなグリーンとゴールドを基調としており、オリジナルと異なる細かい設計や色もあるものの、窓の位置や装飾などに共通点があります。

また、こちらはただの郵便ポストではなく、叶えたい夢や目標を書いた手紙を投函するポストとして設置され、夢が叶うまでその手紙を見守ってくれます。

ポストのコンセプトは、「ひとりひとりの青春を応援したい」という願いが込められており、『耳をすませば』の物語にぴったりの前向きな気持ちにさせられます。

耳すまスポット③『ノア洋菓子店』にも足を運んで

『ノア洋菓子店』にも足を運んで

ファンの中で外せない巡礼スポットとして話題になっているのが『ノア洋菓子店』。映画のモデルにはなっていないものの、自由に書き込みや閲覧ができる『耳すま思い出ノート』があることで、ファンにとっては憩いの場として愛されるカフェとなりました。

先ほど紹介した『桜ヶ丘ロータリー』に面した場所にある当カフェでは、映画にちなんだクッキーやサブレ、素朴な味わいのケーキなどが人気です。現在はコロナ対策のため、イートインはお休み中。営業時間は10:00から18:00までで、日曜日や祝日は休業日となっています。

京王聖蹟桜ヶ丘駅から京王バスで10分、桜ヶ丘四丁目下車すぐの場所にあるため、聖地巡礼の際にはぜひ足を運んでみてくださいね。

耳すまの聖地巡礼はどのルートがおすすめ?

『耳をすませば』の聖地巡礼ルートは、東京都多摩市の聖蹟桜ヶ丘駅から徒歩で約23分の距離にある桜ヶ丘ロータリーにある『ノア洋菓子店』を目指してスタートします。このルートでは道中、『いろは坂』や『金毘羅神社』などのスポットを楽しむことがでるためおすすめです。

ロータリーからは、上り坂が20分ほど続くため、愛宕団地まで行くには京王・小田急線の永山駅を利用するルートがおすすめです。愛宕団地まで行くと、桜ヶ丘ロータリー、いろは坂の順で周ることができます。

下り坂なので、徒歩でも楽に周ることができます。このルートを巡ることで、映画に登場する風景や建物に触れることができ、映画の世界観を体感することができます。また、桜ヶ丘商店街が耳をすませばファンのために、散策マップを用意していますのでこちらを活用するのもおすすめです。

→散策マップをダウンロードする

耳をすませばの登場人物

耳をすませばでは、以下2人の登場人物を中心に物語が展開していきます。

1人ずつ、人物像を見ていきましょう。

月島雫(つきしましずく)

向原中学校の3年生・月島雫
出典元:スタジオジブリ

月島雫は、向原中学校の3年生で、明るく友達が多い反面、家では大人しく口数が少ないタイプです。彼女は大の読書好きで、夏休みには20冊の本を読むほど。図書館の貸し出しカードをきっかけに、彼女は少しずつ物語が動き出すことになります。

雫は好奇心旺盛で、猫のムーンを追いかけ地球屋にたどり着く場面でもその姿を見せます。彼女は表情豊かで人を惹きつける存在ですが、恋愛面には疎いと描かれています。

声優の本名陽子が歌った主題歌「カントリー・ロード」は、約20万枚を売り上げるほどのヒット曲になっています。

天沢聖司(あまさわせいじ)

ハンサムで成績優秀な向原中学校の3年生・天沢聖司
出典元:スタジオジブリ

天沢聖司は、ハンサムで成績優秀な向原中学校の3年生であり、ヴァイオリン職人を目指して高校に行かずイタリア修行を考えています。志の高さや行動力が魅力であり、雫にも大きな影響を与えた存在です。

また、絵コンテには「悪意はないが、つい憎まれ口をきいちゃう人」と書かれた部分がありますが、雫のことが気になっていたような素振りもあり、ドキドキするような描写もあります。

声優は、俳優の高橋一生が演じており、当時15歳で収録から数週間後に声変わりが始まったとのことです。

まとめ

『耳をすませば』は、青春映画として親しまれている作品であり、登場人物の月島雫と天沢聖司の純粋で切ない恋物語が描かれています。

今回紹介した聖地巡礼におすすめのスポットは以下の5つです。

  • 聖蹟桜ヶ丘駅
  • 金毘羅神社
  • 桜ヶ丘ロータリー
  • いろは坂
  • いろは坂の高台

その他にも、愛宕団地や青春ポスト、ファン憩いの場であるノア洋菓子店など、様々なスポットがありますので足を運んでみてください。『耳をすませば』の聖地巡礼で、青春映画の世界を体感してみませんか?

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Seichi Junrei
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アニメ好きのOL
東京都在住。OLをしながらアニメの聖地を巡ったり、ブログを更新したりしています。 推しアニメは『ハイキュー』『呪術廻戦』『五等分の花嫁』です。
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